「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日
農水省は農作業安全の啓発活動を表彰する「農作業安全表彰」を新たなに実施する。優れた取り組みを2026年2月末に開催予定の「農作業安全対策全国推進会議」で表彰する。
農作業死亡事故の発生件数は減少傾向にあるものの、就業者10万人当たりの死亡事故は全産業で1.1人、建設業で4.6人だが、農業は11.6人(2023年)と多く、しかも11.1人よりも増えた。
農業者一人当たりの平均耕作面積は10年前の1.7倍に増えており、農水省は事故リスクの高い農業機械を扱う農業者の作業面積が急増していることが想定されることから、作業面積の増大が死亡事故数の増加要因の一つとみている。
こうしたことから農水省は新たに農作業安全に向けて積極的に啓発活動に取り組む農業者や農業関係機関を表彰し、その取り組みを広く紹介することで農業現場での農作業安全対策につなげていく。
表彰の対象者は農業者または農業者グループ、農業関係機関(地方自治体、農業団体、民間企業、これらが連携した協議会等)、その他の個人、団体。
対象の活動は、▽農業経営者、農作業従事者およびその他の農業関係者に対する研修または指導、▽農作業安全に関する情報発信、▽その他農作業安全に資する啓発活動。
表彰点数は農産局長賞1点。2026年2月末開催予定の農作業安全全国推進会議で表彰する。
今年の10月は全国で10件の死亡事故を含む30件の死傷事故が報告されている。このうちこのうちコンバインによる事故は7件、うち死亡事故は3件となっている。
農作業死亡事故の約3分の2が農業機械作業が原因となっていることから12月から全国で「農業機械作業研修実施強化期間」が始まる。農水省はこの時期に農業機械についての研修開催を呼びかけており、各地で開催される研修に参加して安全対策の知識を習得してほしいと呼びかけている。
「農作業安全表彰」への応募方法などは農水省のホームページから。
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