【注意報】とうもろこしにアワノメイガが多誘殺 早めの防除を 北海道2025年7月1日
北海道病害虫防除所は、道央・道南・道北において、アワノメイガの誘殺数が平年より多く推移しており、道南農試場内のとうもろこしほ場(無防除)では、すでに被害の初期症状が散見されるなど誘殺数が多くなっていることから、6月27日に令和7年度病害虫発生予察注意報第3号を発表した。
図1:農業試験場内の定点ほ場(無防除)に設置したアワノメイガフェロモントラップへの誘殺数
北海道病害虫防除所によると、6月26日現在、長沼町、北斗市に設置したフェロモントラップに成虫誘殺が確認されている。北斗市の誘殺数は平年よりも多く推移しており、長沼町でも前年より多く誘殺されている(図1)。また、道南農試場内のとうもろこしほ場(無防除)では、アワノメイガによる被害の初期症状が散見されている。
写真1:アワノメイガ幼虫写(提供:北海道病害虫防除所)
札幌管区気象台が6月26日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は平年より高くなると予報されている。
写真2:アワノメイガ幼虫による食入痕と写真3:アワノメイガ幼虫による被害(提供:北海道病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1) スイートコーンの8、9月どり栽培では、7月上中旬に約10日間隔で2回散布することを基本とする。ただし、すでに発生が認められているため早めの防除を心がける。
(2) 防除薬剤の選択にあたっては、令和7年度北海道農作物病害虫・雑草防除ガイドの記載内容に準拠して効果の高い薬剤を散布する。また、他害虫の発生に注意して、効率的な防除を心がける。
(3) 虫糞の出ている被害茎は速やかに切り取り、幼虫の移動加害を防止する。
(4) 被害茎を含む茎稈は、晩秋あるいは翌春処分して越冬幼虫密度の低下を図る。
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