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米の集荷数量 前年比26万t増 契約数量も増える 10月末2025年12月1日

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農水省は11月28日に米の集荷、販売状況などを公表した。

10月末現在の全国の集荷数量は185万5000tで対前年同月比で26万6000t増となっている。9月末では前年同月比で17万7000t増だったが、さらに増えた。

また、契約数量は162万3000tで前年同月比2万9000t増となった。9月末時点では前年同月比は18万7000t減だったが、10月から前年比増に転じた。9月に比べて契約は進んでいるが、販売数量は28万7000tで対前年同月比1万1000t減となった。高値のために販売が停滞していることも考えられる。

実際、米の卸売業者の販売数量の動向を見ると、10月の販売数量は前年同月比99.5%で、うち小売事業者向けは同106.5%だが、中食・外食事業者向けは同92.6%となっている。コロナ禍前の2019年との比較では今年1月は販売計で100.1%とコロナ禍前の水準に回復したが、その後は100%を下回り、8月は88.8%、9月は88.2%と下がり10月は91.5%と低迷している。

一方、価格は小売事業者向けが前年同月比133.0%、中食・外食事業者向けが同166.2%と高値が続いている。

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