環境に配慮した農産物「一般商品と同等価格なら買う」5割 日本公庫調査2022年9月16日
日本政策金融公庫農林水産事業は9月15日、環境に配慮した農産物・食品に対する消費者動向調査についての結果を公表した。
農産物を買うときに、農薬や化学肥料の使用を控えた栽培法で作ったかどうかを「いつも気にかけている」は6.9%、「ある程度、気にかけている」は30.8%で「気にかけている」は合わせて37.4%となった。
「気にかけている」は60代では44.0%、70代では59.4%となった。
「気にかけている」理由を聞いたところ、「食べる人の健康に配慮しているから」が70.7%でもっとも多く、次いで「生産者の思いや考えに共感しているから」48.5%、「動植物の生態系への影響が少ないから」44.8%の順になった。
「温室効果ガスの排出量が少ないから」は26.5%だった。ただ「言われてみればそう思う」という回答は52.7%ともっとも多い。ただし、「そうは思わない」が20.7%ともっとも高かった。農薬や化学肥料が削減された農産物かどうかを気にかけていても、それが温室効果ガス排出削減に結びつくと理解していない人は2割いることになる。
環境に配慮した農産物づくりは、環境ではなく「体に良い、健康に配慮したもの」との捉え方が強いことが改めて示された。
購入の意向については「一般の商品と同等の価格なら購入したい」が50.3%ともっとも多く、半数を超えた。
60~70代は「時々であれば少し割高でも購入したい」が4割を上回った。一方、「価格は気にせず購入したい」は全体では4.4%だったが、20代では7.2%とどの年代よりも多い結果となった。もっとも低かったのは40代で2.6%だった。
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