農薬:防除学習帖
トマト防除暦の作成22【防除学習帖】第156回2022年7月2日
本稿では、トマトの様々な作型や地域での防除暦作成のための基礎資料として活用できることを目指して月別の基礎防除暦の作成に取り組んでおり、今回は5月の防除を整理する。
1. 一般栽培
本作型では、5月に定植する。 先月までに土壌消毒等の準備が済んでいるが、前作でネコブセンチュウの被害が多かった圃場では、センチュウ防除粒剤を耕起畝立時に施用する。また、定植後に発生するアブラムシやコナジラミの発生を少なくするため、殺虫粒剤を定植時処理する。
2. 抑制栽培
本作型では5月に行う防除作業は無い。
3.促成栽培および半促成栽培
5月は前年に定植したトマトの収穫がまだ続いている時期である。病害については3~4月の防除対策を継続して実施する。害虫については、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類、ハモグリバエ類の発生が多くなるが、基本的には3月に示した黄化葉巻病防除対策を継続することで防除は可能である。ただし、特異的に一部害虫が多くなるようであれば、薬剤抵抗性害虫発生の可能性を考慮して、指導機関等に相談の上、防除対策を実施する。
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