全国道の駅「農産物直売所」のEC化へ資金募集 CF開始 道の駅連絡会2021年6月3日
道の駅連絡会は、全国の道の駅の「農産物直売所」のEC化を図るプロジェクトを始動。読売新聞が運営するクラウドファンディングサイト「idea market(アイデア マーケット)」で6月1日から支援金の募集を始めた。

同プロジェクトでは、2020年12月から試行してきたEC化の取り組みを踏まえ、道の駅の直売所で販売している朝採り野菜や季節の果物、肉や魚介などを、現地の値段に近い価格帯で提供することをゴールとし、850万円を目標に6月30日まで支援を受け付けている。支援者には、最大で25%分のプレミアムをつけて還元。3万円コースの場合、道の駅のEC通販で返礼品のクーポン券などを使えば、3万7500円分を上限とする割引きを受けることができる。
全国道の駅連絡会は2020年5月、国土交通大臣に対して、新型コロナウイルスの感染拡大が進む現状と、その後の社会的状況「ニューノーマル」に対応した道の駅の進化について提言を行い、同年6月に道の駅公式通販サイト「おうちで 道の駅!」を開設。地元の特産品通販を通じて地域を支援してきた。また、同年12月には、道の駅周辺の地元農家が生産・販売する新鮮野菜をECにより通信販売する社会実験「おうちで 道の駅!朝採りマルシェ」を始め、これまでに全国計26駅で農産物について、1300件を超える注文があった。
ECの活用で、収穫したての「朝採り野菜」の鮮度を落とさないように素早く発送することが可能となり、みずみずしさや美味しさが保たれていると好評だった一方、送料の抑制や、周知プロモーションなど販売管理費の確保が課題であることもわかった。
今回、産地直送食材の通販サイト「OWL(アウル)」を運営するレッドホースコーポレーションの協力を得て、道の駅のEC化を進め、最大50の道の駅が、現地価格に近い価格帯で食材を通信販売する仕組み作りをめざす。その必要資金の一部として、クラウドファンディングで850万円を目標に資金を集める。
支援コースは3000円、1万円、1万8000円、3万円、10万円の5種類を用意。支援額に応じて、道の駅のEC通販で使える割引クーポン券などを返礼品として提供する。
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