日本食材を手軽にシンガポールへ 海外販路開拓支援サービスを開始 We Agri2022年3月28日
テックファームグループで農水産物輸出ソリューションを手掛ける株式会社We Agri(ウィ アグリ)は、日本産食材をシンガポール向けにECサイトや小売店、外食店などで販売できる海外販路開拓支援サービス「コネクトアジア」(仮称)を3月から始めた。
「コネクトアジア」は、デジタル化やデータ活用に関する最先端技術を活用した独自の流通プラットフォームにより、新たな顧客開拓や商品開発を支援するデータを収集。また、原材料の法規制確認など複雑な輸出関連業務をすべて代行することで、輸出業務から現地消費者やバイヤーなどへの認知を高める長期的なブランディングまで一貫してサポートする。初期費用は30万円、月額6万円で利用でき、販路を持たず輸出に必要な人材や予算が確保できない生産者や食品メーカーも手軽に海外進出に挑戦できる。
同社は、2010年からASEANの有望市場であるシンガポールを始めとしたアジア諸国をターゲットに、日本の農水産物や加工食品などの輸出事業を展開。コロナ禍の消費行動の変化に合わせ、ITを活用した農水産物流通プラットフォームを卸売から直販向けに展開するとともに、自社ECとして国内の消費者向けに「大田市場直送.com」、シンガポールの消費者とレストランなど小売店向けに、それぞれ「Tokyo Fresh Direct」と「Tokyo Fresh Biz」を開設し、高品質な生鮮品を中心とした日本産食材の流通拡大に務めている。また、農林水産省の農林水産物・食品の輸出拡大事業として、「日本食冷凍ミールキット販売プロジェクト」に参画し、冷蔵・冷凍品輸送のコールドチェーンやシンガポールの主要小売店への販路開拓による流通網を構築。2021年9月には、シンガポール向けに日本産スイーツを届ける越境EC「Ginza Sweets」を開設し、コロナ禍で落ち込むインバウンド需要を創出している。
こうした取り組みから、知見・ノウハウ・ネットワークを、生産者や食品メーカーに提供し日本の「食」を盛り上げるため、海外販路開拓支援サービス「コネクトアジア」(仮称)の提供を始める。現在はシンガポールのみの展開だが、今後はマレーシア、香港、台湾へのサービス展開に向けて準備を進める。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日
-
産業用ドローン世界市場 2023年は1兆4124億円に成長予測 矢野経済研究所2024年4月19日
-
バラ酵母使用「一ノ蔵 純米吟醸 プリンセス・ミチコ」数量限定発売 一ノ蔵2024年4月19日
-
インドネシア・ジャワ島のブラックタイガーエビ養殖業がASC認証を取得 日本生協連2024年4月19日
-
2023年度ペースト生育試験結果「食味収量は良好」「身体的負担軽減」三菱マヒンドラ2024年4月19日
-
「長崎県産ハウスびわフェア」直営飲食店舗で19日から開催 JA全農2024年4月19日
-
「みのる食堂アミュプラザ熊本店」開業3周年記念で特別メニュー提供 JA全農2024年4月19日
-
「ハッピーターン」の 粉だけ当たる「幸福の日 粉うま祭りキャンペーン」開催 亀田製菓2024年4月19日