ダブルローナタネ新品種「ペノカのしずく」を育成 農研機構2021年2月10日
農研機構は2月9日、多収でエルシン酸やグルコシノレート含量が少ないダブルローナタネの新品種「ペノカのしずく」を育成したと発表した。食用油原料以外に搾り粕を飼料に利用でき、寒雪害に強く北海道・東北地域での栽培に適していることから、今後約1000haの普及を見込んでいる。
「ペノカのしずく」の草姿(左:ペノカのしずく、中:キザキノナタネ、右:キラリボシ)
北海道を中心に栽培が盛んな国産ナタネの主力品種「キザキノナタネ」は、種子中のグルコシノレート含量が多いため、搾り粕を飼料として使用することが難しく販路が限られていた。農研機構では、国産のダブルローナタネ品種として「キラリボシ」「きらきら銀河」を育成してきたが、「キザキノナタネ」と比べ越冬性や菌核病抵抗性が劣るため普及が滞っていた。
新品種「ペノカのしずく」は多収のダブルロー系統「OZ028-2」を種子親、「キザキノナタネ」を花粉親として交配した。育成地(岩手県盛岡市)で行った収量試験では「キザキノナタネ」の32.6kg/aに対し、「ペノカのしずく」は34.9kg/aで同程度の収量となり、「キラリボシ」より3割以上多収だった。千粒重は「キザキノナタネ」と同程度の3.5gで「キラリボシ」より大きい。含油率は「キザキノナタネ」「キラリボシ」とほぼ同量の44.3%だった。
今後は国産ナタネの販路拡大や需給体制の安定化に加え、北海道・東北地域での新規作付けが期待される。また、ダブルローナタネの搾り粕は大豆粕と並ぶ数少ない国産タンパク質飼料の一つであるため、新たな耕畜連携による資源循環への貢献にもつながるとしている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(170)食料・農業・農村基本計画(12)主要輸入国の動向2025年11月29日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(87)無機化合物(求電子剤・硫黄)【防除学習帖】第326回2025年11月29日 -
農薬の正しい使い方(60)IGR剤の利用にあたっての注意点【今さら聞けない営農情報】第326回2025年11月29日 -
グルメ観光【イタリア通信】2025年11月29日 -
(463)50年後の日本農業を「やや勝手に」展望する【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月28日 -
今年デビューの岩手県ブランド米「白銀のひかり」販売開始 JAタウン2025年11月28日 -
農ジャーナリスト・小谷あゆみがリポート「米を届ける 安定供給の裏側編」公開 JA全農2025年11月28日 -
ジューシーな冬の風物詩「国産りんごフェア」12月5日から開催 JA全農2025年11月28日 -
国際協同組合年に韓国ソウルで「AOAセミナー」 村山理事長・AOA会長があいさつ JA共済連2025年11月28日 -
オンラインイベント「GROUNDBREAKERS-日本農業の未来へ-」を2026年1月開催 クボタ2025年11月28日 -
佐藤茂一前組合長が「大高根農場記念山形県農業賞」を受賞 JA鶴岡2025年11月28日 -
山梨県の伝統野菜「長禅寺菜」使用 おむすび、パスタなど3品を発売 セブン‐イレブン2025年11月28日 -
香川県産「きざみにんにく」と「小豆島ソース」農水省FOOD SHIFTセレクションで優秀賞2025年11月28日 -
INACOMEビジネスコンテスト2025「本選大会」開催 パソナ農援隊2025年11月28日 -
「有機農業とアニマルウェルフェア、動物愛護」12月6日につくば市で開催2025年11月28日 -
連続シンポジウム第9回「暮らしを支える医療・福祉」開催2025年11月28日 -
農業アプリ「アグリハブ」に新機能「栽培計画」 リリース Agrihub2025年11月28日 -
冬だけのショコラパウダー「ハッピーターン 粉雪ホワイト」発売 亀田製菓2025年11月28日 -
神奈川県産ブランド米「はるみ」からウイスキー誕生 久米仙酒造2025年11月28日 -
新潟県三条市 洋梨「ル レクチエ」のケーキを販売 カフェコムサ2025年11月28日


































