【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
岩手県病害虫防除所は、りんご園地への果樹カメムシ類の飛来、幼果への加害が見られることから、6月12日に令和7年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。
岩手県病害虫防除所によると、基準圃場(北上市成田:無防除)における集合フェロモントラップへのチャバネアオカメムシの誘殺数は、6月から増加しており、6月第2半旬の誘殺数は、多発年だった2001年、2012年を大きく上回った(図1)。
6月2~10日に実施した6月前半の巡回調査では、被害果の発生園地率は16.1%(平年10.6%)で、平年よりやや高く、一部では発生程度中以上の園地もみられた(図2)。また、同調査において、果樹カメムシ類の成虫の飛来が確認された園地率は35.5%、卵塊が確認された園地率は25.8%だった(平年値なし、写真1、2)。
(提供:岩手県病害虫防除所)
仙台管区気象台が6月5日に発表した1か月予報では、向こう1か月(6月7日~7月6日)の気温は平年より高い見込み。果樹カメムシ類の活動が活発になることが予測され、被害の増加が懸念される(写真3)。
(提供:岩手県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇園地や周辺の他果樹をよく観察し、飛来が確認された場合は、カメムシ類に効果のある剤を特別散布する。
〇養蜂活動が行われている地域で殺虫剤を散布する場合は、養蜂家と協議の上、散布時期を事前に通知するなど、ミツバチへの危害防止に努める。
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