酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日
丹後王国ブルワリーと蒜山酪農農業協同組合は12月17日、脱脂粉乳の課題解決と地域資源の有効活用を目的に、産業・行政・学術が連携する「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」を岡山県真庭市で設立した。

国内の酪農現場では脱脂粉乳の過剰在庫や需給バランスの変動により、酪農経営への影響が課題。廃棄ロス削減や新たな付加価値創出が求められる中、地域資源を活用した循環型の仕組みづくりが急務となってる。
同コンソーシアムでは、丹後王国ブルワリー、蒜山酪農を中心に、真庭市、ABC Cooking Studio、東京理科大学インベストメント・マネジメントと東京理科大学発スタートアップ企業であるMycoGenomeを協力パートナーに迎え、学術研究からメニュー/食品開発までを一体となり、新たな価値を創造する。
丹後王国ブルワリーは食品加工や商品開発・発信を担い、プロジェクト全体を推進。蒜山酪農は原料提供と酪農現場の知見を共有するとともに、真庭市が地域資源の活用を支援する。また、ABC Cooking Studioは脱脂粉乳を使ったメニュー開発を行い、東京理科大学インベストメント・マネジメントが脱脂粉乳の活用調査、MycoGenomeが微生物を利用した新たな脱脂粉乳の利活用等の研究を担当する。
同コンソーシアムを通して、酪農分野の課題解決とともに、産業・行政・学術の共創による地方創生の新たなモデル構築に寄与する。
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