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ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日

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農林水産省は12月18日、2025年農業技術10大ニュースを発表した。

農業技術10大ニュースは、2025年に公表された民間企業や大学、公立試験研究機関、国立研究開発法人の研究成果のうち、内容が優れており社会的関心が高いと考えられる10の成果を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など30社加盟)の加盟会員による投票で選んでいる。ここではトピック6から10を紹介する。

【トピック6】
ぶどう新品種「サニーハート」

農研機構は、果皮が赤色で皮ごと食べられるぶどう新品種「サニーハート」を開発した。糖度が約20%と高く、歯切れのよい果肉と良好な食味が特徴だ。ハート型を連想させる特徴的な果形とフローラルな香りで、新たな需要を喚起する。

「シャインマスカット」が親だが、「シャインマスカット」や「巨峰」と異なる色、形、香りが新たな需要を喚起する。一部寒冷地を除いて、全国の生食用ぶどう栽培地帯で栽培可能で、皮ごと食べられるぶどう品種の新たな選択肢として期待できる。2026年秋には苗の提供を始め、5年後には収穫できる見通しだ。

ぶどう新品種「サニーハート」ぶどう新品種「サニーハート」

【トピック7】
ももの樹の動画でAIが水分状態を診断

農研機構は、AIを活用し、ももの樹の動画を利用して水分状態を簡便に診断する技術を開発した。高価な機器や葉の採取は不要で、数値化された水ストレス状態から、初心者でも適切なかん水タイミングを判断し、樹体を良好な状態に維持できる。

樹の状態の識別などの経験的要素がなく、高価な機器や専門的な知識も不要で、果樹栽培の経験が少ない人でも、データに基づいたかん水タイミングの判断が可能となり、樹や果実の成長を促す適切な水管理が実施できるようになる。将来的には、ロボットによる自動診断・自動かん水への発展が可能となる。

ももの樹の動画でAIが水分状態を診断ももの樹の動画でAIが水分状態を診断

【トピック8】
海水から肥料原料を確保

国立研究開発法人産業技術総合研究所は、海水から肥料原料のカリウムを効率よく回収する技術を開発した。特殊な電極を使い、ナトリウムを99%以上除きながら、カリウムを10倍以上に濃縮し、回収できる。

プルシアンブルー型錯体を塗布した電極に電気を流すことで、選択的にカリウムイオンを吸着・脱離する。今後、回収されるカリウムイオン水溶液の濃度をさらに高めることで、農作物の生育に必要な肥料原料のカリウム資源を国内で安定的に生産し、輸入依存を減らす技術につながると期待される。

海水から肥料原料を確保海水から肥料原料を確保

【トピック9】
ライスセンターをスマート化する「コメクト」

サタケは、ライスセンター(RC)や精米工場でDXを活用し、生産情報を収集・分析することで生産性を高めるとともに、顧客の利益改善に貢献する生産支援システム「KOMECT(コメクト)」を開発した。ほ場ごとの反収や品質も表示可能で、営農の効率化を実現する。

RCの乾燥機、光選別機、計量機の収集データを端末にリアルタイムに表示し、遠隔での監視が可能。米の反収や品質もほ場地図上に表示する。乾燥機の運転状態が遠隔で確認できるため、作業負担を軽減する。データをほ場間や年度間で比較することで、栽培管理を改善し収益向上に貢献する。

ライスセンターをスマート化する「コメクト」ライスセンターをスマート化する「コメクト」

【トピック10】
ダイズ・根粒菌共生系で温室効果ガスN2O削減

農研機構と東北大学、帯広畜産大学、理化学研究所は、ダイズと根粒菌の共生を活用し、農地から排出される温室効果ガスN2O(一酸化二窒素)を効率的に削減する技術を開発し、ダイズほ場からのN2O排出量を74%削減した。地球温暖化抑制への貢献が期待される。

農地由来のN2Oを削減する技術開発は世界的な課題。N2O削減能力の低い土着根粒菌の共生を抑制し、N2O削減能力の高い根粒菌を優占的に共生させるダイズ・根粒菌共生系を開発した。これにより、環境負荷の少ないダイズ生産が可能になると期待される。

ダイズ・根粒菌共生系で温室効果ガスN2O削減ダイズ・根粒菌共生系で温室効果ガスN2O削減

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