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水稲新品種「ZR2」を農研機構と育成 多収で良食味 JA全農2026年2月4日

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JA全農は2月3日、水稲新品種「ZR2」を農研機構と共同で育成したと発表した。

左から「ZR2」、「とよめき」、「にじのきらめき」左から「ZR2」、「とよめき」、「にじのきらめき」

「ZR2」はいもち病に強く縞葉枯病抵抗性を持つ中生の品種。「コシヒカリ」と「とよめき」と同程度の熟期で標肥移植栽培(窒素施肥量が基肥10a当たり8kg)で10a当たり687kg(2020年~24年の平均)、多肥移植栽培(基肥10a当たり12kg)で同739kg(2021年~24年の平均)と全国で広く栽培されている「「コシヒカリ」より約2割多収であることが実証された。

2022年の茨城県水戸市での現地試験では最大で10a当たり766kgを記録した。

葉いもち・穂いもちに対して抵抗性は「やや強」で縞葉枯病抵抗性がある。食味は「とよめき」より良好。短稈のための耐倒伏性は「強」、くず米割合は「コシヒカリ」の4分の1程度と少なく品質が安定するのも特徴だという。

左が「ZR2」の籾と玄米、中は「とよめき」、右は「にじのきらめき」左が「ZR2」の籾と玄米、中は「とよめき」、右は「にじのきらめき」

JA全農では生産者の経営安定に向け、拡大する業務用需要に対応するため実需者のニーズに応じた契約栽培などを生産者に提案する事業を進めている。

そのために農研機構と共同で新品種の開発を行い、農研機構が開発してきた有望系統を全農が生産者と実需者のニーズを踏まえて選抜するという分担をしている。その結果、2023年12月に耐倒伏性があり病害に強く多収の早生品種「ZR1」を共同で育成した。

「ZR1」はJAに提供され、JAや全農県本部などが生産者に具体的な実需者との結び付きなどの契約栽培を提案して普及を進めており、2026年産では青森県から四国まで全国で1000haを作付けする見込みとなっており、2030年産には5000haの作付けを目標としている。
今回発表された「ZR2」は早生の「ZR1」に続き、異なる作期に対応するため育成を進めてきた。今後、中食や外食を中心とした業務用実需者に対してこの品種の提案を進め、2028年産までに関東から西日本を中心に500ha、2030年産までに2000haの作付けをめざす。

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