国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日
JA全農は埼玉県幸手市に「ゆめファーム全農トレーニングセンター幸手」を設置し、2026年9月から新規就農者の育成を始める。
全農は神奈川県平塚市の営農・技術センターによる技術研究と2014年に設置した園芸施設「ゆめファーム全農」での実証試験を通じて、安定多収栽培技術を実現する「ゆめファーム全農パッケージ」を開発と、一部の産地への普及を行ってきた。
今回はこのパッケージを活用し新規就農者の育成に取り組む。
ゆめファーム全農トレーニングセンター幸手は広さが3haで国内最大規模。研修生は1人70aでトマト、ナス、キュウリの3品目の栽培を通じて営農技術を学ぶ。
ゆめファームは5~6メートルの軒高ハウスでロックウールの養液栽培を行う。佐賀県のゆめファーム全農SAGAではキュウリの生産量は10a56tと全国平均の3倍近くとなっており、研修生は施設に導入されている環境制御装置を駆使して安定多収栽培技術を身につける。また、栽培技術だけではなく、労務管理、経営管理なども学び経営ノウハウも習得するカリキュラムが組まれている。
研修期間は2年。研修費用は不要で期間中は全農の臨時職員として給与が支払われるほか、各種社会保険も完備している。
研修期間中に土地探しやハウスなどの資材の検討といった就農準備も全農などの支援を得ながら行う。
研修生の定員は4人。全農によると関東のほか、福島、九州など100名以上から問い合わせがあるという。
テープカットする幸手市の木村純夫市長(右から3人目)、
JA埼玉みずほの遠藤美行代表理事組合長(右から4人目)、JA全農の日比健常務(右から2人目)ら。
12月18日には研修者や地元JAの組合向けセミナー開催や技術相談窓口となる情報発信拠点「ゆめファーム全農 幸手営農総合センタ-」の開所式が行われた。
重要な記事
最新の記事
-
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日 -
「農林水産業みらいプロジェクト」2025年度助成 対象7事業を決定2025年12月19日 -
福岡市立城香中学校と恒例の「餅つき大会」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年12月19日 -
被災地「輪島市・珠洲市」の子どもたちへクリスマスプレゼント グリーンコープ2025年12月19日 -
笛吹市の配送拠点を開放「いばしょパル食堂」でコミュニティづくり パルシステム山梨 長野2025年12月19日


































