米の相対取引価格下落 前月より565円下げ2025年12月17日
農水省は12月17日、11月の相対取引価格と数量を公表した。25年産米は出来秋以来、初めて価格が低下した。

43銘柄で低下
全銘柄平均で60kg3万6493円で対前月565円下がった。2%低下したが、11月の価格としては過去最高となった。
年産平均価格は同3万6803円となり、対前年で46%増の1万1624円上昇している。
ただ、前月にくらべて価格が下落した銘柄は増えている。10月は前月より価格が低下したのは92銘柄中28銘柄だったが、11月は82銘柄中43銘柄、52%と半数を超えた。
宮城「つや姫」は前月比74%で同2万8586円、富山「てんたかく」は同89%で同3万2341円、栃木「とちぎの星」は同92%で同3万3881円、熊本「コシヒカリ」は同92%で同3万4544円などが下げ幅が大きかった。
農水省は「需給が緩和するという見通しが流通関係者にあるなか、それを反映し価格を下げた取引が増加したと考えられる」と見る。ただ、一方で価格を下げなくても取引が成立している銘柄も半数近くあることから「(今回の取引結果が)価格が下っていくきっかけであるという根拠はない。引き続き注視していく」としている。
一方、契約数量は24.6万tとなり、出回りからの契約数量は77.1万tで前年同期の比べて14.9万t多い。11月は10月の34.5万tにくらべて少ないが、例年、契約数量は9月、10月で新米の買い入れが進み、11月には一旦少なくなる傾向がみられており、25年産も同様の動きになっている。
11月までの累積の契約数量は2006年以降、4番目に多い数量となっている。農水省は集荷団体が早めに契約を進めるなどの販売努力などが要因とみている。
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