α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日
JA共済連は、農業体験がもたらす教育効果に着目し、「α世代の農業体験と教育効果に関する調査」を実施し、12月19日に結果を公表した。
「α世代の農業体験と教育効果に関する調査」の主要な結果
調査は電通マクロミルインサイトに委託し、2025年10月31日~11月7日にインターネットで行った。対象は①4歳~15歳のα世代の子どもを持つ30代~50代の親1万人(男性5035人、女性4965人)と、そのうち②「子どもに農業体験をさせたい」と回答した親2350人(各都道府県50人)、③小学5年生~中学3年生のα世代の子ども936人(男子496人、女子440人)。
調査結果では、直近1年以内の農業体験の経験率は56.2%で、2人に1人は農業体験があった。また、α世代の子どもを持つ親の75.7%が「農業体験をさせたい」と回答し、子育てにおける農業への期待がうかがえた。
農業体験をしたα世代の農業へのイメージは、「社会の役に立つ」(91.3%)が最も高く、「面白そう」、「楽しそう」、「やってみたい」など、肯定的な意見が多数を占めた。農業体験をした子どもの親も、「体験させて良かった」(92.1%)、「子どもの成長を実感」(83.5%)、「子どもに達成感を経験させられた」(82.2%)など効果を実感している。
一方で、77.7%の親が「子どもができる農業体験の機会が少ない」と感じており、75.7%が「体験の機会がもっと欲しい」と望んでいる。また、将来の仕事として農業を考える子どもも増えており、農業体験をしたα世代の38.6%が「将来、農業をしてみたい」と回答。親も83.4%が「応援したい」と答え、子どもの選択を尊重し、農業を社会に必要な産業と捉える意識が見られた。
教育現場では、体験的な学びや探究的な学びといったIQだけでなく、HQ(Humanity Quotient)、いわゆる「人間力」を育む取り組みが注目されている。特にデジタルネイティブのα世代の子どもたちにとって、"本物に触れる"体験の価値は一層高まっている。中でも農業体験は、HQを高める要素が豊富で、「人を育てる力がある」とし、JA共済連では「ぜひ子育てにも取り入れてほしい」としている。
今回の調査結果を受けて、教育評論家の尾木ママ(尾木直樹氏)は、「α世代の子どもたちは、スマホやゲームにのめり込みやすい環境にあり、リアルな現場で"本物に触れる"体験の重要性が増しています。農業体験は、HQを高め、人を育てる力があります。『徳育』にもつながり、『食育』にも効果大です。親御さんからすれば、自然や農業が子どもの成長を促し"子育てを手伝ってくれる"うれしい体験です。自然と農業の持つ力を経験してみてください」とコメントした。
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