農家直送の米集荷・販売を強化 早く、適正価格で生活者のもとへ 農業総研2025年6月18日
全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する株式会社農業総合研究所は、全国の生産者と消費者を結ぶプラットフォームとして、米の集荷・販売体制を強化する。

同社は農家直送の野菜を、都市部の主要スーパーに設置した「農家の直売所」のコーナーで販売しており、全国約1万人の生産者が、都市部を中心とした約2000店舗のスーパーなどの小売店で販売できる仕組みを構築。具体的には、全国81か所に自社独自の集荷拠点を整備し、青果物などを持ち込んだ生産者が直接、販売先となる都市部のスーパーを選定し、販売価格まで決定できるI Tを活用したシステムを運用している。
このほど、米の価格高騰と品不足が続く現状の問題解消に貢献するため、米の取り扱いを大幅に強化することを決めた。同社の農家直送ネットワークを米の流通にも活用することで、米の生産者が都市部のスーパーなどに、直接米を販売できるようになる。そのため、都市部に米が届くスピードが格段に早くなるだけでなく、流通コストを抑えることもできるため、生活者に手頃な価格で米を届けやすくなる。また、米の生産者も、直接、自分たちで価格を決めて販売できるため、米作を続けられる適正な収益を確保することが期待できる。
全国の「農家の直売所」などで産直米を販売
全国81か所に設置された当社集荷拠点のうち、関東・関西エリアを皮切りに米の受け入れ体制を拡大。地元生産者との連携のもと集荷量の拡大を図る。生産者からの持ち込みや集荷依頼にも迅速に対応し、集荷した米は、同社の「農家の直売所」コーナーで販売する。
同社は今回の取り組みを契機に、生産者には新たな販売機会を、消費者には確かな品質と入手手段を提供する、実効性ある流通体制の確立を目指す。
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