プランター菜園 人気のエダマメ栽培のコツを紹介 タキイ種苗2021年5月14日
タキイ種苗は、春の家庭菜園シーズンに向けて、ベランダーなど限られたスペースでもできる“プランター菜園”を提案している。今回は初めてプランター菜園を始める人のために、初心者でも作りやすく、家庭菜園でも人気のエダマメ栽培のポイントを紹介。
開花から30~40日ごろ
■用意する物
エダマメ栽培にあたりまず用意する物は、「プランター」「培養土」「鉢底石」「ハサミ」「肥料」など。
<プランター>
最近は種類も増えたプランター。軽くて安価なプラスティック製のものや素焼きの容器、麻袋を使用することもある。自宅の雰囲気に合わせインテリアにあったものを選ぶのも楽しい。プランターで栽培する場合は、直径65cm×深さ25cm程度の標準型プランターを用意する。
<培養土>
肝心な土は、野菜栽培用に調整された「培養土」が最適。基本的な肥料分(チッソ、リン酸、カリ)が混ぜ込まれた「野菜専用の培養土」を選ぶとよい。
<鉢底石>
プランターには、排水性を良くするため「鉢底石」を入れるのが重要だが、排水性が優れた鉢や土を使う場合は、鉢底石は特に必要ない。
緑色のふっくらした大莢で作りやすい品種の「ビアフレンド」
■栽培方法
(1)タネまき(5~6月)3か所まき穴を付け、それぞれに3~4粒程度タネをまく。エダマメは乾燥を嫌うため、タネまき後はたっぷり水を与えるのがポイント。
(2)間引き
エダマメは発芽したら茎が太くてしっかりした苗を2本残して間引きする。無理に引き抜かずハサミで株元から切る。
(3)追肥
花芽がついたころは、水を最も必要とする時期。開花前の生育初期や開花後は土が乾燥しないように注意が必要。収穫まではたっぷり水を与え、様子を見ながら追肥する。
(4)収穫
ハサミで莢を収穫する。収穫が遅れると粒がかたくなるため、タイミングを逃さないことが大切。収穫の目安は、実が飛び出しそうに肥大して、指でつまむと実が飛び出すころが収穫時期。茶エダマメや黒エダマメは実に黒い斑が出始めていたら収穫するとよい。収穫後はできるだけ早く茹でると、新鮮で甘さが詰まったエダマメを味わえる。
■オススメ品種
タキイ種苗は、家庭菜園でおすすめのエダマメの品種として、食味が際立つ甘みと風味の黒エダマメ「快豆黒頭巾」、暑さにも強く安心して栽培でき、大莢がたくさん収穫できる「富貴」、低温下での莢つきがよく、草丈が低く、茎が太くて作りやすい「ビアフレンド」を推奨している。
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