来春は自宅でイチゴ狩り「プランター菜園」イチゴ編 タキイ種苗2021年9月22日
タキイ種苗は、外出自粛が続く中、“おうち時間”を活用したイチゴのプランター栽培を提案。秋からイチゴを栽培し、来春には自宅でイチゴ狩りを楽しめる。
ビタミンCが豊富な「おいCベリー」
店頭でイチゴは果物として扱われているが、園芸学上は"野菜"に分類される。例外もあるが、園芸学では実のなる植物で「草本類」(年輪がない植物)を野菜として、「木本類」(年輪がある植物)を果物として分類していることから、草本のイチゴ、スイカ、メロンなどは野菜に分類される。
イチゴはプランターでも育てやすい植物で、日当たり、風通しのよい場所で、10月に植えつけるとよい。家庭菜園におすすめのイチゴの品種は、おいしくて、ビタミンCが豊富な「おいCベリー」、大きくて、甘くておいしい「まんぷく2号」、甘酸バランスのよい味わいの「東京おひさまベリー」の3品種。
花びらの内側の実になる部分を万遍なくなでて人工授粉する
◎プランター菜園~イチゴ編
■準備するもの
・イチゴの苗
・プランタ-(容量の大きいもの)
・土(野菜用の培養土)
・鉢底石
・ジョウロ
・スコップ
■栽培方法
(1)苗の植え付け(10月)
植え付け時の注意点は、クラウン(株元から伸びている短い茎)の部分を埋めてしまわないように浅植えにし、株間20~30センチで植えつける。植え付け後は、プランタ-の底から水が出るまでたっぷり水をあげる。
(2)水やり
イチゴは乾燥を嫌うが、水をやり過ぎると根腐れの原因になるため、土が乾いていたら水をやるようにする。また、休眠中は低温や乾燥には強いが、極度に乾燥すると枯れてしまうため、土の表面が白く乾いていたら水をやる。
(3)追肥(11月、2~3月)
植え付け1か月後と株が休眠から覚めて生育し始める2~3月頃に、一般の化成肥料かイチゴ用の肥料を施す。冬の間は株が休眠しているため、追肥をする必要はない。
(4)枯れ葉とランナーの切除(3月中旬~)
3月中旬~下旬になると急に株が大きくなる。根ぎわの枯れ葉やランナー(※)を摘み取る。
※イチゴは親株からつるのように枝を伸ばし先端などに子株を作る。この枝を「ランナー」あるいは匍匐枝、匍匐茎という
(5)人工授粉(4月)
暖かくなってきた4月、花弁が白く中心が黄色くてかわいらしい花が咲く。開花初期は気温が低くミツバチなどの訪花昆虫が少ないため、受粉がうまく行われないと奇形果ができやすくなる。奇形果の発生を防ぐには、先のやわらかい毛筆や化粧用の筆などで花びらの内側の実になる部分を万遍なくなで、人工授粉するとよい。
(6)収穫(5月)
開花後30~40日で収穫できる。家庭菜園では真っ赤に完熟した実が収穫できるのがメリット。実の裏側も赤く色づいているかどうかを確かめてから収穫する。
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