白未熟粒やイネカメムシ対策を解説 「水稲高温対策研修会」を開催 JA全農岐阜2025年6月23日
JA全農岐阜は6月18日、大垣市内のホテルで水稲高温対策研修会を開き、米生産者やJA、県関係者など150人が参加した。近年の異常な高温により、米の品質低下や収量の減少が課題となっており、対策が示された。
講演をする甲谷技術顧問と肥料農薬ブース
研修会では、開発肥料の甲谷潤技術顧問が、米粒にデンプンが詰まりきらず白く濁る「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」のメカニズムを解説。品質・収量低下の一因となるため、ケイ酸の施用や適期の追肥により、根の伸長と葉の光合成を促す対策を説明した。
県やJA全農岐阜の職員からは、高温によって起きる米の被害とその対策が紹介された。米粒が成長する登熟期に十分な水を与える水管理の重要性が強調された。また、高温耐性品種の「にじのきらめき」や、県オリジナル新品種「清流のめぐみ」も紹介された。さらに、イネカメムシに有効な薬剤を適期に散布することが安定生産につながるとの説明に、参加者は深い関心を示した。
西村寿文県本部長は「安定した経営で国産米をしっかり供給できるよう、講師の方々から得た情報を役立ててほしい」と話した。
研修会は6月19日に美濃市でも開かれ、130人が参加。気候変動に適応した持続可能な生産を目指して情報を共有した。
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