コンビニ「おにぎり」、値上げでも人気 商品開発に各社注力、国産米の品質が支え2026年1月28日
コンビニのおにぎりは、値上げにもかかわらず売り上げは好調だ。支持が強いのは低価格帯の商品だが、コンビニ各社はプレミアム商品や大きなおにぎり、冷凍おにぎりを開発、投入したり、握り方を変えて「ふっくら食感」を出すなど胃袋をつかむ努力を重ねている。

「ツナマヨ」1年で約24~50円値上げ
おにぎりといえば、コンビニでもかなりの棚をしめる定番人気商品だが、米価高騰などを受け値上げされている。
おにぎり協会の調べでは、コンビニ4社で人気トップだった「ツナマヨ」は、2024年から25年にかけ、セブンイレブンで128円から178.20円(+50.2円)、ファミリーマートで155円から198円(+43円)、ローソンで157円から181円(+24円)、ミニストップで118.80円から159.84円(+41.04円)に価格改定された。1個約24~50円の値上げとなると、気になるのは売り上げへの影響だ。160~200円となると、総菜パンやカップ麺へのシフトも考えられる。
ファミマ・ローソン、25年売り上げは「前年の1割増」
コンビニの売り上げの推移はどうか。日本フランチャイズチェーン協会の調査によると、2025年1~12月のコンビニ7社(約5.6万店舗)の売上高は全店で12兆583億円(前年比+2.2%)と5年連続のプラスだった。来客数は全店で約163.4億人で前年比▲0.2%と微減したが、客単価は全店で平均737.9円(前年比+2.5%)だった。客単価を既存店だけでみると743.8円で、12年連続のプラスとなった。同協会は「商品別ではおにぎり、カウンター商材、菓子......等が好調に推移した」とし、売り上げ増の要因のトップにおにぎりを挙げた。
ファミリーマートは「おむすびは看板商品の一つで、ふわうま製法の採用も含め継続しておいしさ向上に努めてきた。2025年は大谷翔平選手を『おむすびアンバサダー』に迎えてキャンペーンを打ったこともあり、前年比で平均110%売り上げた。低価格・中価格・高価格という3つの価格帯で品揃えしている」(広報)という。
ローソンも「2025年のおにぎりの売り上げは前年より約1割増えた。ふっくら食感になる立体成形方式を採用し、自宅では作れない付加価値をつけた。低価格帯商品の支持が強いが、プレミアム商品も上向いている」(広報)と説明する。
高付加価値、海苔なし低価格......切磋琢磨の商品開発
おにぎり協会が主要コンビニを対象に行った「おにぎり調査2025」によると、コンビニ各社のおにぎり販売には次のような特徴がみられる。
1 ツナマヨ、鮭、昆布といった「定番の強さ」は価格が上がっても維持される。
2 高付加価値や"大きい系"がご褒美から「日常の選択肢」になった。
3 米や海苔の高騰で定番商品の値上げが進む中、海苔を使わないだしおにぎりや具材を混ぜ込んだおにぎりなど「新しい低価格帯商品」が急成長している。
4 食品ロス削減と物流効率化によるCO2削減をめざしてローソンが「冷凍おにぎり」を投入し、26年1月からファミリーマートも続いた。
訪日外国人にも好評、輸出増の切り札にも
購入先がコンビニには限らないが、おにぎり人気は総務省・家計調査からもわかる。2人以上世帯の年間のおにぎり購入額は2000年に3103円だったが2010年には3670円、2020年には4524円に伸び、2024年は6166円だった。
セブンイレブンでは2025年、大阪・関西万博会場内店舗のおにぎりは、全国のセブンイレブンの中でも販売数がトップだった。日本の米で作ったおにぎりは冷めても柔らかさと粘りがある。訪日外国人にも人気が高いおにぎりは、国産米の輸出を伸ばす上でも有力なツールだ。
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