ＪＡ三井リースとサステナビリティ・リンク・ローン締結 3信連と協調 農林中金2023年3月31日
農林中央金庫は3月31日、3信連と協調し、ＪＡ三井リースとの間でシンジケーション方式によるサステナビリティ・リンク・ローン契約を締結したと発表した。3月29日に契約し、3月31日が実行日。
今回の契約は、農中信託銀行がアレンジャーとなりＪＡ北海道信連、ＪＡ茨城県信連、静岡県信連と農林中金でシンジケート団を構成した。
サステナビリティ・リンク・ローンは、温暖化ガス排出量削減目標など、借り手のサステナビリティ目標と連動した目標値（サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット、SPTｓ）を設定することで、目標達成への動機付けを促し、環境・社会の面から、持続可能な事業活動の支援をしていくことを目指すもの。
ＪＡ三井リースはサステナビリティ経営の推進にあたり、重要取組課題を掲げ、「再生可能エネルギー関連投融資額累計5000億円（2021～30年度）」「2030年度の温室効果ガス排出量50％削減（2021年度比）」などの数値目標を掲げている。今回のローンのSPTｓはこれらの中間目標の達成状況が対象となる。
農林中金は2030年までにサステナブル・ファイナンスの新規実行額10兆円を掲げるなど、グループ会社やＪＡバンク会員とも連携した上で、サステナブル経営の実践にかかる取り組みを進めている。
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