もっと国産米粉利用を 促進ネットワークが座談会2015年6月8日
NPO法人・国内産米粉促進ネットワーク(GAP.net)は6月4日、衆議院議員会館会議室で、平成27年度通常総会に併せ、全国米粉料理コンテスト受賞者と「知りたい!聞きたい」座談会を開いた。3人の受賞者が参加し、米粉の魅力を紹介した。
GAPnetは、米粉の啓蒙、普及を目的に2008年に発足した組織で、産業、学術、行政の各分野で米粉に関わるさまざまな活動を典型している。料理コンテストもその一つで、「米粉の名人・料理グランプリ」として毎年行っている。
座談会に出席したのは、全国グランプリを受賞した東京の石井ゆかさん(主婦)、中国・四国地区グランプリ受賞末岡貞之さん(木村有機農園)、関東甲信越準グランプリ受賞の中村祐希さん(大学生)の3人。
米粉料理に取り組んだきっかけは、石井さんが、定年後アレルギーになった知り合いがいたことから、米粉の魅力を「簡単に使えて安心安全、ヘルシーなところ」と言う。
末岡さんは休耕田が増える島根県の吉田町で、なんとか休耕田を減らそうと考えた。つなぎに工夫して米粉の麺を作り、「TAMAMORI」(田守り)の商品名を付けた。
中村さんは、つなぎにヤマイモを使い、水分量を調節しながら、「さくさく感」のあるてんぷら粉を作った。
全国決勝大会審査員の長谷川実穂さん(国立病院機構相模原病院臨床研究センター管理栄養士)は、「アレルギー対策で、米粉を小麦に置き換えるのではなく、だれでもおいしく食べられる、米粉だからの料理の幅を広げた」と評価した。
なお、国内産米粉促進ネットワークは同日、併せて平成27年度通常総会を開催。平成27年度事業計画を決めた。引き続き、米粉普及・啓発活動に取り組み、全国米粉料理コンテストの開催などを決めた。
(写真)米粉の魅力を認識した全国コンクール受賞者との座談会
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