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渇水対策室を立ち上げ JA秋田しんせい 大雨被害から一転2023年8月29日

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秋田県のJA秋田しんせいは8月28日、渇水対策室を立ち上げた。同日午前、営農センター長などが参加した会議を開き、今後、管内各地の状況把握に努めるとともに、付近のため池や沼に水がある水田は高温障害が出ないよう田に水を入れるよう生産者に呼びかけていくという。

登熟期を迎えたJA秋田しんせい管内の水稲。水不足、高温による生育の影響が心配されている。登熟期を迎えたJA秋田しんせい管内の水稲。水不足、高温による生育の影響が心配されている。

秋田県は7月14日からの記録的な大雨に見舞われ農林水産関係にも大きな被害が出ている。8月8日の秋田県のまとめによると冠水したのは水稲で5100ha、大豆で2005ha、園芸作物で344haと計7510haが水に浸かった。被害額は28億円以上となり、農林水産関係全体の被害は135億円以上となっている。

JA秋田しんせいの佐藤茂良組合長は「記録的な大雨だったが、管内は出穂前だったので被害は免れた」と話すが、「しかし、ここに来て水不足。高温障害が心配になっている」として渇水対策室を立ち上げたという。

地域によっては降雨はあるものの、川の水は少なく水不足が深刻になっている地域もある。民間調査期間が8月7日に試算した秋田県の作況は99。佐藤組合長は「田んぼは黄金色にはなっているが、乳白米などの発生も懸念される」と話す。

JAとしては情報収集をするとともに、ため池や沼に水がある地域は田んぼに水をかけ流すように文書やメールマガジンで発信することにしている。

にかほ市で水田45haを9集落で作付けしている(株)権右衛門の須田貴志代表は「田んぼの2割から3割が水不足」で連日35℃を超え、熱風が吹いているという。

田に水を入れても枯れてしまい、土が乾くとひび割れし水を入れても地下に浸透してしまう。「急激に枯れてしまう部分もあるのでではないか」と須田代表。例年9月10日前後に刈り取りが始まるが、今年は積算温度ではすでに適期を迎えている。ただ、昼夜の温度差がないため登熟が進んでいないようだという。

「高温障害が心配されるが、刈り取ってみないと分かりません。周囲もざわついてきました」と話す。

佐藤組合長は「今後、渇水対策室を本部に格上げすることもあり得る。安心はできない」

大雨被害から一転、渇水、高温被害が懸念されている。

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