「東京ビーフ」を販売拡大「東京ビーフ生産流通協議会」設立2020年12月23日
東京都のブランド牛「東京ビーフ」の生産基盤とブランド力強化を目指す「東京ビーフ生産流通協議会」が11月29日に設立。同協議会の会長にJA全農東京の奥山博之本部長が就任した。
青ヶ島で育つ東京ビーフ素牛
東京ビーフは、伊豆諸島最南端で東京の秘境ともいわれる青ヶ島などで生まれた牛を東京八王子などで肥育した東京育ちの東京都産黒毛和牛。年間出荷頭数は50頭前後で、他のブランド牛に比べ圧倒的に頭数が少ないことから「幻の黒毛和牛」と称されることもある。
また、良質な飼料給与や生産者の丁寧な肥育管理により、肉質等級は96%が3等級以上(2019年実績)で、生産されるほとんどが標準以上の良質な肉質となっている。
近年、東京都の肉用牛を取り巻く環境は、生産者の減少や担い手不足による飼養戸数の減少をはじめ、TPPによる競争激化や新型コロナウイルスの影響による外食産業の停滞、インバウンド需要の減少などを受け、生産現場はこれまで以上に厳しい状況となっている。
新たに設立した「東京ビーフ生産流通協議会」は、JA全農東京、JA東京都中央会、JA全農ミートフーズ、JA東日本くみあい飼料、東京都内肉用牛(繁殖・肥育)の生産者(複数名)で構成。
肉用牛を取り巻く環境が厳しさを増す中、同協議会が指定した東京都産黒毛和牛を「東京ビーフ」として同協議会を中心に生産者や流通団体関係者が一丸となり、生産基盤の強化と販売強化に向けた取り組みを推進していく。
東京ビーフ流通ロゴマーク
【東京ビーフ生産流通協議会】
所在地:
東京都立川市柴崎町3-5-24 JA東京第2ビル
全国農業協同組合連合会東京都本部内
重要な記事
最新の記事
-
【報告3】コウノトリがつなぐ地域と農業 JAたじま常務理事 西谷浩喜氏2024年4月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2024年4月24日
-
タケノコの出荷が最盛期を迎える JA熊本市2024年4月24日
-
有機農業は原発依存症に効く【小松泰信・地方の眼力】2024年4月24日
-
【JA人事】JAびらとり(北海道) 仲山浩組合長が再任2024年4月24日
-
【JA人事】JAいわみざわ(北海道) 引頭一宏組合長を再任2024年4月24日
-
「第20回オフィス防災EXPO【春】」出展 長期保存可能で調理に手がかからない非常食をPR サタケ2024年4月24日
-
福岡で初の体験展示会「アシストスーツEXPOinFUKUOKA2024」開催2024年4月24日
-
東京・大阪のBBQ施設で「ロングライフ牛乳」2万本 GWに無償配布 日本テトラパック2024年4月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」徳島県で阿波踊りを体験 JAタウン2024年4月24日
-
期間限定「牛乳が飲みたくなるあんぱん」新発売『ミルク大臣』寺田心の新CM公開2024年4月24日
-
「応援しよう能登!つながろうこども食堂!こどもの日イベント2024」開催 むすびえ2024年4月24日
-
米ぬか由来ナノ粒子の抗がん作用を確認 東京理科大学2024年4月24日
-
不要な「園芸用土」リサイクル回収の取組を強化 島忠2024年4月24日
-
淡路島で収穫体験「Awaji Nature Lab&Resort」27日から開催2024年4月24日
-
総供給高は7か月連続で前年超え 3月度供給高速報 日本生協連2024年4月24日
-
旬のフルーツ詰め合わせた「母の日ギフト」オンラインショップ「Seika」で販売2024年4月24日
-
各界トップランナーの講義を1冊に集約『北海道未来学』発売 コープさっぽろ2024年4月24日
-
温暖化に対応 パインアップル品質予測モデルを開発 農研機構2024年4月24日
-
3年連続で健康優良企業「銀」健康づくりの取り組みが評価 パルシステム2024年4月24日