人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
左カラム:JCA160_86
FMCベリマークSC:(SP)センター
日本曹達 231012 PC
日本曹達 231012 SP

畜産業の労災が10年前の1.5倍に増加 北海道十勝地方 帯広労基署が労災防止へリーフレット作成2023年2月8日

一覧へ

畜産業における労働災害の発生が増加傾向にあるとして、北海道・帯広労働基準監督署は独立行政法人家畜改良センター十勝牧場と連携して、労災防止対策のポイントをまとめたリーフレットを作成した。畜産業をめぐっては、飼料高騰などで経営環境が厳しさを増し、安全対策への配慮が十分いきわたらずに労災につながるケースもあると考えられることから、同労基署は「具体的な事例も盛り込んでいるので参考にして労災防止につなげてほしい」と話している。

畜産業労災防止リーフレット.jpg帯広労基署が家畜改良センター十勝牧場とともに作成したリーフレットは、全22ページ。家畜に起因する10の具体的な災害事例を紹介し、それぞれ原因と対策を記載している。

例えば凍結した牛舎エプロン部で牛に引っ張られて転倒して全治2か月のけがをしたケースは、凍結して滑りやすい部分への砂などの散布が行われていなかったことが原因で、天候に応じて融雪剤や砂などを散布することを求めている。また、牛や馬に突き飛ばされたり後ろ足で蹴られるなど、牛との接触中にけがをした事例も多く、それぞれのケースに応じて危険牛がいる牛房では複数で作業に当たることや接触時の注意点などを記している。

後半部分では、労働安全衛生関係法令のポイントとして、機械への巻き込まれの災害防止の注意点やトラクター・ショベルなど重機の適正な使用について記している。

畜産業の労災事故は北海道が全国でも最も多く、2021年には全国で発生した1209件のうち北海道が276件に上った。また。同労基署管内の十勝地方では昨年1年間で畜産業で52件の労災が発生し、前年より4件(8.3%)増加、10年前と比べると約1.5倍に増えるなど増加傾向にある。

同労基署は、経営規模が拡大する中で経験の浅い労働者を雇用するケースが増えていることが背景にあるとみているのに加え、飼料高騰などで畜産をめぐる経営環境が厳しさを増す中、安全対策への配慮が行きわたらずに労災につながるケースが増える可能性もあるとみている。

同労基署は「家畜改良センターの知見も得て初めて畜産業に特化したリーフレットを作成した。具体的な事例を参考にして労災防止に努めてほしい」と話している。

リーフレットは以下からダウンロードできる。
https://jsite.mhlw.go.jp/hokkaido-roudoukyoku/content/contents/001372419.pdf

重要な記事

ヤンマーSP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る