中標津町と繊維リサイクル推進に関する協定締結 コープさっぽろ2025年6月17日
北海道の生活協同組合コープさっぽろは6月13日、環境負荷の低減と資源循環型社会の実現を目指し、中標津町と繊維リサイクル推進に関する協定を締結した。コープさっぽろと各自治体が繊維リサイクル推進に関する協定を締結するのは、中標津町が初めて。
13日に行われた協定締結式
環境省の調査によると、国内では年間81.9万トンの衣料品が手放される中、51.2万トンが焼却・埋め立て処分されており、多くの繊維製品が再利用されずに廃棄されている。こうした現状を受け、コープさっぽろでは、組合員から回収している衣類等の繊維製品のリサイクルをさらに推進し、新たな資源としての活用を拡大する。
繊維リサイクルは、不要になった衣類や布製品を回収し、新しい製品に再利用すること。使用済み衣類をそのまま活用するリユース(再利用)、繊維をほぐして糸やフェルトに加工するマテリアルリサイクル、化学的に分解して新たな素材へ転換するケミカルリサイクルなどの方法があるが、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの合計は12.3万トンと全体のおよそ15%。使用済みの衣類から新しい衣類を生産する「繊維to繊維」のリサイクル率は、全体の1%未満と低い状況にある。
企業や自治体による取り組みが進む中、コープさっぽろは同協定を通じ、リサイクルのさらなる推進と資源の有効活用を図り、持続可能な社会の構築に貢献する。
今回の協定により宅配システムトドックによる資源回収に加え、新たにコープさっぽろ なかしべつ店、並びに宅配トドック中標津センターでの拠点回収を実施。さらに、今後、回収拠点を増やす方向で継続協議を行い、リサイクルの推進と廃棄物の抑制を、より確実なものとする。
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