サツマイモと言えばいばらき ギネス挑戦も 茨城県ニュースレター2019年10月9日
茨城県営業戦略部プロモーション戦略チームは、10月4日の「いばらきのニュースレター」で、茨城県が全国1位の農業産出額のサツマイモを「秋を代表する金色、それは蜜で輝くお芋の色 金色いばらき特集」として紹介した。
なかでも、11月4日(月・祝)に、JAなめがたしおさいの「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」では、ギネス世界記録への挑戦イベント「めざせ!! 1万人でおいも掘り!」が開催されるなど「金色いばらき」の魅力が輝いている。
JAなめがたのブランド品種「紅優甘(べにゆうか)」。他のサツマイモより麦芽糖が豊富で水飴のような強い甘さが特徴。
茨城県はサツマイモ(かんしょ)の農業産出額が全国第1位の約27%のシェアを誇っており、栽培面積・生産量でも、全国第2位となっている。
茨城県には、水はけの良い火山灰土壌と、なだらかな傾斜地が多くあり、サツマイモの栽培に適している。
また、収穫後のサツマイモの品質を保つ「キュアリング処理」や「定温貯蔵」によりデンプンを糖化させてから出荷するなど、一年を通して甘くておいしいサツマイモを出荷するなど、生産量だけでなく、品質も全国トップクラスを誇っている。
主な産地は、行方(なめがた)市、鉾田市、ひたちなか市、茨城町、大洗町、鹿嶋市、那珂(なか)市、水戸市、小美玉(おみたま)市、東海村など。
茨城県内で生産される主な品種は、紅こがね・べにまさり・紅優甘(べにゆうか)・ベニアズマ・べにはるか・シルクスイートといったサツマイモで、作期の差を利用した品種リレーで安定的な出荷を行っている。
JAなめがたしおさいでは、サツマイモの品種のリレー出荷(キュアリング貯蔵を含む)で1年を通して焼き芋用のサツマイモを出荷している。
茨城県内でも「サツマイモを売るのではない。焼き芋を売るのだ」というJAなめがたしおさい(棚谷保男組合長)の「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は異彩を放っている。
このヴィレッジ内には、日本初のやきいものミュージアム「やきいもファクトリーミュージアム」がある。"やきいもの聖地"茨城だからこそできる施設。廃校となった学校の校舎を活用した展示室では、"やきいも"の歴史や魅力を大人も子どもといっしょに楽しく学べる。「しゅくだい」を解くとプレゼントがもらえる「生徒手帳」など、学びのタネが豊富に用意されている。また、オプションの自分で作るスイートポテトは格別の味。
さらに、「干し芋BAR」併設の熟成専門店「おいも熟成蔵」がある。全国の約9割のシェアを誇り、生産量1位の茨城の「干し芋」だが、数年前までは「味気なくて固い」イメージだった。ところが現在『天然のスイーツ』と言っても過言でないほど、美味しさを増している。
「おいも熟成蔵」では、サツマイモの最適温度・湿度を保った貯蔵庫でじっくり糖化させた、最大限の甘みをもった「干し芋」を提供。併設の「干し芋BAR」では、「熟成干し芋食べ比べセット」と称し、様々な工程で作られた干し芋と、芋焼酎を味わうことができる。
さらに、台風の影響で当初10月14日の予定を順延し、11月4日(月・祝)に、「世界公式認定記録にチャレンジします! めざせ!!1万人でおいも掘り!」という「ギネス世界記録」認定を目指すイベントを開催する。
会場は、なめがたファーマーズヴィレッジ内の「らぽっぽファーム」が誇る日本一美しいさつまいも畑。そこで「日本一のさつまいもを収穫し、世界一の記録を作ろう!」というもの。現在、参加者を募集中だ。
このイベントの内容は次のとおり。
▽挑戦内容 同時にサツマイモを収穫した最多人数。
▽開催日時 11月4日(月・祝)13時からギネス世界記録への挑戦スタート
▽会場 らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ天神の森
▽参加費 1人2500円(6歳以上に限定)
【ホームページ】
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日