JAの活動:今さら聞けない営農情報
【今さら聞けない営農情報】第48回 作物に必要な栄養とは2020年4月17日
作物は、根から土壌中の様々な栄養(要素)や水を吸収して生育しますので、作物が健全な生育を果たすためには、土壌中に必要な要素が十分に必要量だけ存在しなければなりません。
このため、土壌に必要な要素が不足していると、作物はうまく生育できなかったり、不足する要素に応じて様々な障害(要素欠乏症)が出ます。また、逆に要素によっては、多すぎても障害(過剰症)が出ます。
では、作物が生育するのに必要な要素は様々ありますが、それらがどんな働きをするのでしょうか? 意外と知られていないことも多いので、表に整理してみました。
いかがですか? このように様々な要素がそれぞれ様々な働きをしながら、作物が生育することがわかります。つまり、人間と同様に作物が健康に育つには、必要な要素が過不足なく土壌中に存在し、それを根が吸収できなければならないのです。
ただ、見た目では土壌中の要素の過不足を測ることはできませんので、まずは、ほ場の栄養状態を正確に把握した上で対処する必要があります。それを実現するのが、土壌診断に基づく適正施肥です。もし、収量不足や品質低下に悩んでいるような場合には、是非とも一度土壌分析を行うことをお勧めします。
本シリーズの一覧は以下のリンクからご覧いただけます。
【今さら聞けない営農情報】
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日