大臣賞に富士市学校給食地場産品導入協議会など 地産地消優良活動表彰2013年3月4日
農水省は「第7回地産地消優良活動表彰」の受賞者を3月1日発表した。
同賞は地産地消の取り組みを一層促進するため全国各地の優れた取り組みや活動を表彰するもの。
今回、地域振興部門で農林水産大臣賞を受賞したのは静岡県の富士市学校給食地場産品導入協議会。
同協議会は平成18年に生産者や消費者、JA、行政などが設立。地場青果物の学校給食での利用状況と地元卸売市場での供給量を調査し構築した「食材納入システム」が、学校給食への地場産品の導入に大きく貢献した。
交流促進部門で農林水産大臣賞を受賞したのは秋田県の(株)鳥海高原ユースパーク「花立牧場工房ミルジー」。
多様な販売形態をとることで販売量が増加し、地域の酪農家の生産意欲向上や経営の安定化につながっているほか、県内各地の道の駅などからご当地ソフトクリームの開発依頼を受けるなど、地産地消の推進に貢献している点が評価された。
◆食料産業局長賞にJAおうみ冨士のFM
JAではJAおうみ冨士(滋賀県)ファーマーズ・マーケット「おうみんち」が食料産業局長賞を受賞した。
直売所を農家の「トレーニングセンター」と位置づけ、栽培方法から出荷のルール、食の安心・安全対策の研修会を実施するなど農業者の育成が生産量の増加と農業者の所得向上、地域農業の活性化につながっている。
また、地域の子どもたちや消費者を対象にした農業体験を開くなど、地元農業の支援者育成や食育の場としても貢献している。
表彰式は3月21日14時から農水省講堂で開く「全国地産地消推進フォーラム2013」で行う。
全受賞者は次の通り。
【農林水産大臣賞(地域振興部門)】
▽富士市学校給食地場産品導入協議会(静岡県)
【農林水産大臣賞(交流促進部門)】
▽(株)鳥海高原ユースパーク「花立牧場工房ミルジー」(秋田県)
【食料産業局長賞】
▽滝沢村学校給食食材生産供給組合(岩手県)
▽魚沼園芸ものずき村(新潟県)
▽JAおうみ冨士ファーマーズ・マーケットおうみんち(滋賀県)
▽糸島漁業協同組合(福岡県)
▽日置地域地産地消ネットワーク(鹿児島県)
【全国地産地消推進協議会会長賞】
寒河江市立田代小学校(山形県)
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(2)病理検査で家畜を守る 研究開発室 中村素直さん2025年9月17日
-
9月最需要期の生乳需給 北海道増産で混乱回避2025年9月17日
-
営農指導員 経営分析でスキルアップ JA上伊那【JA営農・経済フォーラム】(2)2025年9月17日
-
能登に一度は行きまっし 【小松泰信・地方の眼力】2025年9月17日
-
【石破首相退陣に思う】しがらみ断ち切るには野党と協力を 日本維新の会 池畑浩太朗衆議院議員2025年9月17日
-
米価 5kg4000円台に 13週ぶり2025年9月17日
-
飼料用米、WCS用稲、飼料作物の生産・利用に関するアンケート実施 農水省2025年9月17日
-
「第11回全国小学生一輪車大会」に協賛「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年9月17日
-
みやぎの新米販売開始セレモニー プレゼントキャンペーンも実施 JA全農みやぎ2025年9月17日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」ダイニング札幌ステラプレイスで北海道産食材の料理を堪能 JAタウン2025年9月17日
-
JAグループ「実りの秋!国消国産 JA直売所キャンペーン2025」10月スタート2025年9月17日
-
【消費者の目・花ちゃん】スマホ置く余裕を2025年9月17日
-
日越農業協力対話官民フォーラムに参加 農業環境研究所と覚書を締結 Green Carbon2025年9月17日
-
安全性検査クリアの農業機械 1機種8型式を公表 農研機構2025年9月17日
-
生乳によるまろやかな味わい「農協 生乳たっぷり」コーヒーミルクといちごミルク新発売 協同乳業2025年9月17日
-
【役員人事】マルトモ(10月1日付)2025年9月17日
-
無人自動運転コンバイン、農業食料工学会「開発特別賞」を受賞 クボタ2025年9月17日
-
厄介な雑草に対処 栽培アシストAIに「雑草画像診断」追加 AgriweB2025年9月17日
-
「果房 メロンとロマン」秋の新作パフェ&デリパフェが登場 青森県つがる市2025年9月17日
-
木南晴夏セレクト冷凍パンも販売「パンフェス in ららぽーと横浜2025」に初出店 パンフォーユー2025年9月17日