キノコ原木、全国不足量23万本2013年6月20日
林野庁は平成25年5月末時点でのキノコ原木の需給状況についてまとめた。
全国の供給希望量は前年同期に比べて71万本減の、18都府県で224万本(2万7000立方m)だった。これに対し、供給可能量は同24万本増の、15道県で201万本(2万2000)だった。
自県での原木確保と供給可能量の掘り起こしが進んだため、全国の総不足量は23万本と、前年同期に比べて248万本減った。
県別で供給希望量が多いのは、栃木60万本(9240立方m)、茨城37万本(4103立方m)、群馬35万本(3795立方m)など。一方、供給可能量が多いのは、高知86万本(9521立方m)、大分39万本(3100立方m)、宮崎16万本(1800立方m)となっている。
キノコ原木は福島第一原発事故により、全国的に不足している。このため林野庁は、他県への供給可能量の掘り起こしやマッチングを推進しようと24年から年2回、全国の需給状況をまとめて公表することにしている。
(関連記事)
・きのこ情報を満載 JA中野市(2013.04.18)
・キノコへのセシウム移行低減技術など 実用技術の緊急課題を採択 農水省(2012.12.26)
・キノコ原木不足対策進む 林野庁が需給のマッチングなど実施(2012.12.03)
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