多雨・洪水に 95.7%が不安2016年8月22日
オレンジページくらし予報は「気候変動と地球温暖化」について、同予報モニター会員の国内在住で20歳以上の女性1032人にアンケートを行い、8月19日にまとめた。不安を感じるTOP3は「多雨・洪水」「農作物への影響」「猛暑」だった。
夏の気候が「以前より暑くなっている」と感じている人は80.5%。地域別にみると、関東地方で82.5%、東北地方では69.1%で、地域差があったものの、全国的に昔に比べて暑くなっていると回答した。
気候変動や地球温暖化が自身に影響を及ぼすと答えた人は、「どちらかといえば」の回答もあわせると93.0%。さらに50年先の世代に影響を及ぼすと考えている人は97.5%だった。
気候変動の中で不安を感じるものは、「極端な多雨・洪水」が最も多く95.7%、次いで「農作物の収穫量や品質への影響」が94.6%、「夏の猛暑」が93.7%だった。このほか、マラリアなどの熱帯性の感染症の増加などの回答もあった。
実生活の中で気候変動での変化を感じる点では、「暑すぎて特産のみかんがうまく育たない」(広島県)、「雨が集中、一年中高温」(九州地方)、「リュウグウノツカイなど、深海魚が頻繁に水揚げされる」(富山県)などの意見があった。
地球温暖化対策について、自身が取り組むべきと答えた人は27.7%、国や政府・企業が取り組むべきと考えている人は67.6%だった。
自身でどう地球温暖化対策に取り組んでいくべきかわからないという人も多い。同予報では、実際に地球温暖化対策として「節電」や「マイバッグの持参」などに取り組んでいる事例をあげた。
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