タイの研究開発拠点を拡張 現地ニーズを反映した製品開発を加速 クボタ2025年6月6日
クボタは、東南アジア市場への対応力を高めるため、タイの研究開発拠点「KRDA」の設備を拡張し、現地ニーズに即した製品開発体制を強化した。
KRDA外観
農業機械の開発においては、作物や農法、使用環境が国や地域によって大きく異なることから、現地の実情を反映した製品設計が求められる。株式会社クボタは、そうした多様なニーズに応えるべく、世界各地での開発拠点を整備する「グローバル研究開発6極体制」を推進しており、その一環として、東南アジア向けの研究開発を担うタイ拠点「Kubota Research & Development Asia(以下、KRDA)」の拡張に取り組んできた。
KRDAは、畑作作物の機械化体系の確立をはじめとする地域課題への対応力を高めるため、研究開発人員の増員に伴う建屋の増築と、様々な気象や土壌条件を再現可能な全天候型試験ほ場の整備を実施。このたび拡張工事を終え、本格稼働を開始した。
また、都市化が進行するタイでは、小型建設機械やそのアタッチメントへの需要も顕在化しており、農業機械と並行してこれらのニーズにも対応していく構えだ。
クボタは今回の体制強化について、「研究開発体制の充実により、より多くの開発テーマに取り組むとともに、研究開発のスピードアップを図り、タイおよびアセアン地域における農業の発展と機械化の促進に貢献してまいります」とコメントしている。
【KRDA(Kubota Research & Development Asia)概要】
設立:2016年5月(2019年にクボタ子会社化)
所在地:タイ・パトゥムタニ県ナワナコン工業団地
事業内容:アセアン市場を中心とした農業機械、インプルメントなどの研究開発
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