備蓄米なくなれば米の緊急輸入も 小泉農相表明2025年6月6日
小泉進次郎農相は6月6日の閣議後会見で無制限に放出する考えを示している政府備蓄米について、それがなくれば米の緊急輸入も行う考えもあると表明した。
小泉農相
農相はミニマム・アクセス米の活用に言及しているが会見では「МA米に限らず、緊急輸入も含めてあらゆる選択肢を持っておきたい」と話し「足りないときは当然(輸入を)やっている」として、鳥インフルエンザの発生で鶏卵が不足したシーズンにはブラジルから鶏卵を輸入したり、価格が高騰したキャベツは「相当安いキャベツを海外から入れていた」と指摘し、「産地の立場からすれば非常に残念なことではあるが、米についてはどうか。聖域化、タブー視が今までずっとあったのではないか」と述べた。
実際に政府が輸入しなくても大手量販店がカリフォルニア米を販売する動きがあることも指摘して「聖域なく、あらゆることを考えて米の価格の安定を実現していく。そのなかでさまざまな発信している」と述べた。
政府備蓄米は競争入札で24年産米14万t、23年産米17万tの計31万tを放出し、随意契約で22年産米20万t,21年産米10万tの計30万t、合計で61万t放出される見込みで残る政府備蓄米は30万tとなっている。ただ、供給過剰を懸念する声も少なくなく、25年産米の生育動向を見据えた慎重な判断が必要だ。農相の発言は消費者目線の農政の強調ともとれるが、米産地の生産意欲にも影響を与えかねない。
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