自民への厳しい批判も 「驕らず謙虚に」-齋藤農相2017年10月24日
齋藤農相は総選挙後初めてとなる24日の定例会見で、選挙では自民党に対して厳しい批判もあったとして「謙虚に責任を果たしていくことが大事だ」と述べた。
衆議院議員選挙で自民党が284議席と絶対安定多数を確保した選挙結果について齋藤農相は「安定した政権を望まれたのではないか」との認識を示したうえで、「私自身の選挙の印象では、わが党に対する厳しい批判もたくさんあった。数に驕ることなく謙虚に責任を果たしていくことが大事と思っている」と述べた。
西川公也元農相や山本有二前農相が小選挙区で落選するなど農林関係議員にとって厳しい選挙だったかどうかについては、堂々と当選した農林関係議員もいることを指摘し、西川氏、山本氏の選挙区が「1対1だった。農林関係に限らず、1対1は厳しかったのではないか」と野党がまとまれば自民党にとって厳しい情勢にあるとの考えも示した。
農政課題では選挙中、「来年の米政策についてはかなり心配する声があった」とし、「一方では人口が減っていくなか、今までのように、国が来年はこれだけお願いします、ということが続けられるかといえば、そこはみなさんも認識されている」、「同じ問題意識でしっかり対応しなくてはいけないという空気ができつつあると思っている。来年の生産調整見直しに向けて軟着陸できるように協力しながらやっていきたい」と現場との協力で米の需給調整を図っていく考えも示した。
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