「ニホン継業バンク」がSIIF主催「ハルキゲニアラボ」に採択 ココホレジャパン2020年4月10日
ココホレジャパン（岡山県岡山市）が運営する、中山間地域の事業承継を推進するプラットフォーム・サービス「ニホン継業バンク」は、社会変革推進財団（SIIF）が主催する初のアクセラレータープログラム「ハルキゲニアラボ」に採択された。金融支援を受けるほか、半年間のプログラムにより、事業承継を通した地域社会の新しいエコシステムづくりに取り組む。
ニホン継業バンクは、少子高齢化や過疎化を背景に社会課題となっている地方の事業承継を促進するプラットフォーム。
「仲介手数料が低く民間事業者が参入しづらい」「経営者が高齢でネットサービスの利用が進まない」などの課題を市町村との連携により解決し、一次産業や個人事業も含めた事業の譲渡、後継ぎの求人やインターンの募集など、事業譲渡以外の募集も行うことで、多様な地域の承継に対応する。
利用の際は、市町村、また市町村と連携して地域の継業に取り組む団体からの申し込みにより開設。初期費用、更新費など不要で、プロの編集者が記事作成、HPを更新し、事業者や応募者は無料で利用することができる。
現在はβ版サービスを無料提供中でこれまで4市町村が開設。将来的には、市町村に年間利用料を負担してもらうことでサービスを提供する。
社会変革推進財団が推進する「ハルキゲニアラボ」は、新たな資源循環の仕組みづくりを目指し、社会的なエコシステムづくりを行う事業者の支援・開発に特化したアクセラレータープログラム。一見不自然であったり、非合理的であったりする事業アイディアを「社会的に必要なユニークでチャレンジングな取り組み」として捉え、社会の中に複数生み出していくことを目的としている。
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