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クリバネアザミウマを県内で初確認 熊本県2020年10月28日

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熊本県病害虫防除所は県内で初めてクリバネアザミウマの発生を確認し、10月23日に病害虫発生予察特殊報第3号を発表した。

クリバネアザミウマ左上:クリバネアザミウマ成虫、右上:ダリアの被害葉(退緑斑点・かすり症状)
左下:頭部の網目模様、右下:触角末端の尖節

今年7月、県内の施設栽培のダリアで葉にかすり状の食害痕が発生し、被害葉上に黒褐色のアザミウマの寄生が確認された。ほ場から虫体を採集し、農林水産省門司植物防疫所に同定を依頼した結果、県内での発生が未確認だったクリバネアザミウマであることが判明した。

国内では平成4年頃から施設内での発生が報告されており、ディフェンバキア(静岡県:平成13年)、ピーマン・シシトウ(高知県:平成15年)、クワイ・アガパンサス(神奈川県:平成15年)、ナス(岡山県:平成16年)、ポトス ・モンステラ(香川県:平成17年)、ミョウガ(埼玉県:平成18年)で発生が報告されている。

雌成虫の体長は1.2~1.5mm。体の表面に細かい網目模様を有し、触角の末端2節は細長い尖節を形づくる。体色は暗褐色だが、頭部では複眼と単眼の間は黄色から茶色を呈す。前翅は褐色で基部と先端が淡色をしている。 同種は熱帯から温帯に分布し、24℃での発育期間は24日とされている。国内では雄成虫は発見されておらず、雌成虫のみで単為生殖する。

被害としては、葉を舐めるように吸汁加害し、葉に退緑斑点や排泄物によるスス状の汚れを発生させる。また、吸汁加害が進むと葉にかすり症状やえそ斑が生じる。

その寄主範囲は広く、海外ではアカザ科、アナナス科、イネ科、イラクサ科、ウコギ科、オオバコ科、カヤツリグサ科、キク科、キョウチクトウ科、コショウ科、サクラソウ科、サトイモ科、サボテン科、シソ科、ツユクサ科、ナス科、バショウ科、バラ科、ヒガンバナ科、ユリ科、ラン科で報告がある。

防除対策では、同種は各種殺虫剤に対する感受性が高いと考えられるため、アザミウマ類に登録のある薬剤で防除を行う。また、雑草等で繁殖する可能性があるため、ほ場内外の除草を行うよう注意を促している。

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