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サツマイモ基腐病を東京で初めて確認 東京都2021年7月14日

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東京都病害虫防除所は、サツマイモ基腐病の発生を都内で初めて確認。7月9日に病害虫発生予察特殊報第1号を発令した。関東地方での発生は群馬県、茨城県(既報)に続き3県目。

茎地際部の黒変(写真提供:東京都病害虫防除所)茎地際部の黒変(写真提供:東京都病害虫防除所)

7月上旬に東京都多摩地域のサツマイモほ場で、地際部の茎が黒色~暗褐色に変色する症状が確認された。このほ場で採取したサツマイモの茎葉を、農研機構植物防疫研究部門に診断を依頼した結果、サツマイモ基腐病と同定された。

国内の発生は、平成30(2018)年に沖縄県で初めて確認され、その後、鹿児島、宮崎、熊本、福岡、長崎、高知、静岡、岐阜、群馬、茨城県で発生が確認されている。
この病は、はじめほ場の一部で葉が黄化して生育不良となり、茎の地際部が暗褐色~黒色に変色する。症状が進行すると茎葉の枯死や塊根の腐敗が生じる。塊根は主に、なり首側から腐敗が拡大する。収穫時には無病徴でも、収穫後の貯蔵中に発病することがある。

発病株には、多数の分生子殻が形成され、降雨などの水で内部から大量の胞子が漏出する。胞子は激しい風雨やほ場の停滞水で畝や畝間に沿って拡散し、周辺の株に感染する。

この菌はヒルガオ科植物が宿主植物となり、罹病した塊根やつるで伝搬する。植物残渣上で越冬し、それが翌年の伝染源となる。

防除対策は次のとおり。
○植付前に、ほ場の排水対策や土壌消毒を十分に行う。
○購入した苗は、消毒されていることを確認する。未消毒の場合はこの病に登録がある農薬で消毒する。
○発病株は速やかに抜き取り、茎葉や塊根をほ場内や周辺に残さないよう適切に処分する。
○発病株の除去後に、この病に登録のある農薬を散布し、周辺株への感染を予防する。
○発生ほ場で使用した農機具や資材は、消毒や洗浄を十分に行う。
○発生ほ場では、次作のサツマイモ栽培を控え、ヒルガオ科以外の作物で輪作する。

なお、この病に対する詳細な防除対策については、生研支援センターイノベーション創出強化研究推進事業(01020C)令和2年度版マニュアル「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策」を参照する。

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