岩手県で農家支援「いわて農業未来プロジェクト」発足 フィリップ モリス ジャパン2023年12月8日
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)と東日本大震災津波からの復興を支えるために設立された(一社)RCFは、2024年から2年にわたって岩手県内の農家支援のために活動する「いわて農業未来プロジェクト」を発足。両社は同プロジェクトの始動にあたり、12月6日に岩手県の達増拓也知事を表敬訪問した。
写真左から、岩手県一戸町農家 滝野理香子氏、岩手県一戸町農家 坂松 百合子氏、岩手県達増知事、
フィリップ モリス ジャパン副社長 小林献一氏、RCF代表理事 藤沢烈氏、
グリーンズタカムラ代表取締役 髙村豊氏(4日、岩手県庁)
同プロジェクトでは、主に岩手県北部の二戸市、軽米町、九戸村、一戸町、岩手町の5市町で、農業や地域についての情報をより効果的かつ魅力的に発信し、農業の人手不足解消を支援する。
全国有数の農業の産地である岩手県だが、就農人口減少や資材高騰などの課題を抱えている。PMJの親会社であるフィリップモリス インターナショナルは世界各国で農業コミュニティ支援を継続しており、その一環としてPMJは、日本国内で2013年に「カシオペア連邦農業振興プロジェクト」を立ち上げ、二戸地域の農産物の情報発信や農家の新規事業を支援した。こうした支援実績に続き、今回新たに二戸地域の近隣自治体である岩手町を支援対象に拡大。農家の声を聞きながらソフト面の支援を中心に、新たな課題の解決に向けたプロジェクトを開始する。
取組では、PMJが資金をRCFへ拠出。2024年〜2025年の2年をかけて地域農業のさらなる支援のため、短期および中長期的な人材確保モデルの構築やウェブサイトやSNSを介したデジタルによる情報発信や、農家同士をつなげるネットワーキング事業等の施策に約5000万~7000万円規模の支援を行う予定。
実施体制
<実施内容>
①人材確保事業
対象地域では事業拡大に取り組む農家も増えている一方、集中的に人手が必要となる繁忙期(4〜10月)の人手が不足。農作業は天候などの外部環境による影響が大きいため、必要な人手の数は直前にならないと確定できず、短期間で人材を募集しなければならない。そこで、変動の激しい需要に対応可能な人材をプールし、農家とマッチングできる仕組みを構築するため、各農家の求める人材(時期・人数・給与等)をヒアリングし、モデル的にマッチングを進める。また、短期的な人材確保事業を進めつつ、将来的な担い手確保の事業モデルについても農家および関係者にヒアリングを実施し、具体的な検討を行う。
②情報発信事業
消費者への生産者紹介:それぞれの地域で気候等の地域特性を活かしたポテンシャルのある特産品がある一方、県内外での知名度が不足しているため、情報発信が課題となっている。情報発信の手段が多様化する中で、農作物だけでなく地域全体の魅力を知ってもらえるよう、ライフスタイルやビジネス観なども含めて農作物と生産者を紹介するサイト等を構築し、地域全体の魅力の認知度アップに繋げる。また、魅力発信において拡散力のある食分野の関係者とのマッチングにつながる情報発信についても検討を進める。
③ネットワーキング事業
情報発信事業消費者への生産者紹介:それぞれの地域で気候等の地域特性を活かしたポテンシャルのある特産品がある一方、県内外での知名度が不足しているため、情報発信が課題となっている。情報発信の手段が多様化する中で、農作物だけでなく地域全体の魅力を知ってもらえるよう、ライフスタイルやビジネス観なども含めて農作物と生産者を紹介するサイト等を構築し、地域全体の魅力の認知度アップに繋げる。また、魅力発信において拡散力のある食分野の関係者とのマッチングにつながる情報発信についても検討を進める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(147)-改正食料・農業・農村基本法(33)-2025年6月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(64)【防除学習帖】第303回2025年6月21日
-
農薬の正しい使い方(37)【今さら聞けない営農情報】第303回2025年6月21日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「地経学時代の到来を憂い、拒否しよう」 きな臭い戦略的思惑2025年6月20日
-
【注意報】サツマイモにシロイチモジヨトウ 県内で多発のおそれ 徳島県2025年6月20日
-
米の買い取り方式 「1つの選択肢」山野全中会長2025年6月20日
-
家の光協会 新会長に伊藤清孝氏(JA岩手県中央会会長) 第82回通常総会、『家の光』創刊100周年記念式典2025年6月20日
-
【JA人事】JAみえきた(三重県)生川秀治組合長を再任(6月20日)2025年6月20日
-
全農 輸出額30年度に3.6倍の823億円めざす2025年6月20日
-
(440)静かに進行する「知の職人」の危機【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月20日
-
石破総理に「鳥取すいか」を贈呈 JA全農とっとり2025年6月20日
-
大田市場にて「鳥取すいか」販売セレモニーを開催しました2025年6月20日
-
「見て、聞いて、体験 協同組合フェスティバル」を7月5日に実施 2025国際協同組合年全国実行委員会2025年6月20日
-
連続シンポジウム・座談会第5回「防災・減災・生活再建と地域づくりへの貢献」 7月14日開催、生協・共済から事例紹介 2025国際協同組合年全国実行委員会2025年6月20日
-
西濃運輸とのモーダルシフトでCO₂削減 第26回物流環境大賞「奨励賞」受賞 日本曹達2025年6月20日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹フロンサイドSC」 日本曹達2025年6月20日
-
令和6年産銘柄米 5kg実質価格3000円台から販売 Yahoo!ショッピング2025年6月20日
-
秋田県産あきたこまちの発酵玄米麹使用 無添加「玄米塩麹」新登場 鈴木又五郎商店2025年6月20日
-
果樹特化型農薬散布ドローン開発のスタートアップ 投資型クラファン開始 東京ドローンプラス2025年6月20日
-
ペットボトルキャップ回収で寄附金240万円JCVへ贈呈 コープデリ2025年6月20日