地元農家を応援しながら「食のサステナビリティ」伝授 レコールバンタン2020年9月16日
製菓・カフェ・調理の専門校、レコールバンタン大阪校は9月4日、レストランHAL YAMASHITAのオーナーシェフで新和食界をリードする山下春幸シェフを招いた特別授業を開催。新型コロナウイルスの影響を受ける地元・大阪の食材を活用して地元の生産者を応援すると共に、食の業界におけるサステナビリティの重要性を伝えた。
山下シェフ(写真右)による特別授業
同校は、実践教育を通して未来の料理人の育成を行っており、その一環として業界の最前線で活躍する料理人による特別実習や講演を定期的に実施している。今回のテーマは、「地元農家の応援」と「食のサステナビリティ」。新型コロナウイルスにより全国の農家や畜産家が生産物の出荷の減少といった影響を受けて厳しい現状が続いている中、料理人として農家を応援するため、レコールバンタン大阪校と、関西で育った山下シェフの地元・大阪の食材を使った、山下シェフ考案のオリジナルレシピの調理実演を行った。
大阪産の食材は、梅酒の漬け梅を飼料に育った希少なブランド和牛ウメビーフと、水分含有率が高い泉州水なす。人気の低温調理器を使い、食材のおいしさを最大限活かせる低温調理により、食材そのもののおいしさをキープするコツを生徒に伝授した。
また、レジ袋有料化を始めとした近年の環境に配慮したサステナビリティが飲食業界でもスタンダードになりつつあるとし、環境にやさしい調理方法やゴミを出さずに食材を余すところなく使用するといった「食のサステナビリティ」を紹介した。
今回使用したウメビーフも、梅酒の製造時に割れてしまった梅を廃棄せずに牛の餌にすることで生まれた「食のサステナビリティ」を取り入れた食材。生徒は最新の調理法を一流シェフから学ぶだけではなく、食材や環境に配慮し、料理人として食を通じた社会貢献について考える大切さを学んだ。
山下シェフによる特別授業は、9月29日に東京校でも実施する予定。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】てんさいの褐斑病が早発 早めの防除開始を 北海道2025年7月2日
-
日本の農業、食料、いのちを守る 「辛抱強い津軽農民」立つ 青森県弘前市2025年7月2日
-
「食と農をつなぐアワード」募集開始 優良な取組を表彰 農水省2025年7月2日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」JAおきなわ食菜館「とよさき菜々色畑」へおつかい JAタウン2025年7月2日
-
三菱マヒンドラ農機 ペースト施肥、紙マルチ田植機、耕うん作業機の販売強化2025年7月2日
-
外来DNAをもたないゲノム編集植物 作出を大幅に効率化 農研機構2025年7月2日
-
「2025年度農業生物資源ジーンバンク事業シンポジウム」開催 農研機構2025年7月2日
-
創立100周年記念プレゼントキャンペーン第3弾を実施 井関農機2025年7月2日
-
住友化学園芸が「KINCHO園芸」に社名変更 大日本除虫菊グループへ親会社変更2025年7月2日
-
フランス産牛由来製品等 輸入を一時停止 農水省2025年7月2日
-
【人事異動】ヤンマーホールディングス(7月1日付)2025年7月2日
-
長野県、JA全農長野と連携 信州産食材使用の6商品発売 ファミリーマート2025年7月2日
-
地域共創型取り組み「協生農法プロジェクト」始動 岡山大学2025年7月2日
-
埼玉県産農産物を活用「Made in SAITAMA 優良加工食品大賞2026」募集2025年7月2日
-
黒胡椒×ごま油でおつまみにぴったり「堅ぶつ 黒胡椒」新発売 亀田製菓2025年7月2日
-
近江米新品種オーガニック米「きらみずき」パレスホテル東京で提供 滋賀県2025年7月2日
-
外食市場調査5月度 2019年比96.9% コロナ禍以降で最も回復2025年7月2日
-
王林がナビゲート 新CM「青森りんご植栽150周年」篇を公開 青森県りんご対策協議会2025年7月2日
-
飲むトマトサラダ 素材を活かした「カゴメ野菜ジュース トマトサラダ」新発売2025年7月2日
-
愛知県豊田市と「市内産業における柔軟な雇用環境の実現にむけた協定」締結 タイミー2025年7月2日