プラスチックごみ削減の取り組みが「彩の国埼玉環境大賞」奨励賞を受賞 コープデリ2021年2月10日
コープデリ生活協同組合連合会は、埼玉県、テレビ埼玉、埼玉県地球温暖化防止活動推進センター主催の「令和2年度彩の国埼玉環境大賞」で、奨励賞を受賞した。
回収したリサイクル資源物は、自前の処理施設(エコセンター)で選別・圧縮処理
「彩の国埼玉環境大賞」は、環境保全に関する意識の醸成と行動の促進を図るため、優れた環境保全の取組を行う埼玉県内の個人、団体と事業者を表彰する制度。
コープデリ連合会は、2025年のめざす姿としてビジョン2025「食卓を笑顔に、地域を豊かに、誰からも頼られる生協へ。」を掲げ、埼玉県など1都7県の7会員生協と、500万人を超える組合員と"つくる人・つかう人、その人たちをつなぐ立場"から、くらしの問題や社会課題の解決に向けて取り組みを進めてきた。
2020年7月にレジ袋が有料化されるなか、プラスチックごみの問題は、SDGsが課題解決を目標とする地球温暖化や海陸の環境汚染、生態系への影響、資源の有効活用に直結する問題。これらの解決に向けて、組合員と毎日接する店舗や宅配(配達)の場で、プラスチックを資源として正しく回収するための啓発と実践に取り組んでいる。
宅配時にもペットボトルやお届け用ポリ袋、牛乳パックなどを回収している◎組合員と進めるプラスチックごみ削減の活動内容
【容器包装プラスチックの削減(4R+R)】
(1)Refuse:レジ袋の削減、マイクロプラスチック配合商品の取り扱い中止
店舗では1990年代からマイバッグ持参を呼びかけ、レジ袋辞退率は87.9%に上る。また、洗顔料・歯磨き粉などの研磨剤としてマイクロビーズが配合された商品の取り扱いを禁止している。
(2)Reduce:コープ商品に使用する容器・包装の軽量化・仕様見直し、ノントレー商品の開発
容器包装の厚みを薄くする、サイズをコンパクトにする、不必要な包装をやめるなど、商品の仕様を一つ一つ見直し、商品の安全性確保・品質保持・分別リサイクルのしやすさなどを考慮しながらプラスチックの使用量を削減。また、トレーを使わず、簡易包装(ノントレー)にすることで、プラスチックの使用量を削減している。
(3)Reuse:詰め替え用商品の推進
洗剤・シャンプーなど、本体ボトルに詰め替えることで、プラスチックの使用量を削減。詰め替え用商品の開発のほか、組合員に積極的な利用を呼びかけている。
(4)Recycle:再生プラスチックの活用
回収したペットボトルを再資源化し、コープ商品の容器包装などに再利用。再生プラを使用した商品はエコマーク認定を取得し、2020年9月現在95品目を取り扱っている。
(5)Renewable:植物由来プラスチックの活用
石油ではなく、とうもろこしやサトウキビなどの非可食部分を原料として生産したプラスチックをコープ商品の容器包装に使用。対象商品はエコマーク認定を取得し、2020年9月現在54品目を取り扱っている。
【効率の良い回収ルートの確立】
組合員から回収したリサイクル資源物を運ぶトラックは宅配センターや店舗に商品を納品した後の帰りの便に載せるため効率が良く、運搬時のCO2削減にもつながっている。また、エコセンターで資源物を選別することでリサイクルに活用しやすくし、圧縮することでその後の輸送効率を上げている。
【海洋プラスチックごみ問題への対応】
沖縄県最北端の島・伊平屋島で、砂浜に流れ着いたプラスチックごみを回収する「美ら島応援もずくプロジェクト」を2010年に発足。コープで販売する伊平屋島特産のもずく商品1点の購入ごとに1円を「伊平屋村美ら島応援基金」に寄付しており、10年間の寄付金累計額は1318万円となった。
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