持続可能な農業推進コンクール「GAP部門」で生産局長賞 岩瀬農業高校と八芳園2021年3月24日
八芳園と産学連携協定を結ぶ福島県立岩瀬農業高校の取り組みが、農林水産省が実施した「令和2年度 未来につながる持続可能な農業推進コンクール」のGAP部門で、生産局長賞を受賞。3月17日に同校で授賞式が行われ、同社はオンラインで参加した。

同コンクールは、農水省が推進するGAPへの取り組みの一環として、 持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善等に取り組む農業者などを表彰するもの。
福島県は、県産農産物の安心・安全を伝えるため、農作物の安全性を示すGAP認証取得に積極的に取り組んでいる。ホストタウンアピール実行委員会に参画する同社は、全国の自治体のホストタウン活動の支援に取り組む中で、福島県産農産物の安全性を示すためGAP認証取得に取り組む同校と出会い、「いまだ残る福島県農産物への風評被害を払拭し、福島県産農産物の安全性を世界にPRしたい」というふるさとへの想いに共感。「食の安心・安全」を発信するため、2019年11月に産学連携協定を締結し、グローバルGAPの認知度向上による福島県産食品の安全性PRと人材育成を目的に活動している。
両者の産学連携では、2020年7月に、同校の生徒が育てた、国際基準の認証制度「グローバルGお米で作られた糀甘酒「福島県立岩瀬農業高等学校産米 無添加糀あまざけ」を開発。福島県内の民間企業と連携し商品化・販売を開始。2020年10月には、福島県鏡石町のふるさと納税返礼品としても登録された。
また、2020年10月には、同社が運営する白金台「MuSuBu」で、同校の生徒が教えるサスティナブルアクションのイベントを開催。「世界食料デー(10月16日)」にちなみ、SDGsについて美味しく食べて学ぶポップアップイベントとして開かれ、4日間で約200人が参加した。同校の生徒も地元福島からオンラインで参加し、「福島県立岩瀬農業高等学校産米 無添加糀あまざけ」をメインに、食材を通して来場者に「グローバルGAP」の取り組みを紹介・発信した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































