土井善晴×斎藤幸平「学びのきほん くらしのための料理学」刊行記念イベント開催2021年4月13日
NHK「きょうの料理」でもおなじみの料理研究家・土井善晴さんが著書「NHK出版 学びのきほん くらしのための料理学」で綴った「料理学」に対する思いを改めて語る刊行記念オンラインイベントが5月7日に開催される。
「NHK出版 学びのきほん くらしのための料理学」は3月25日の発売後10日で増刷決定、一部書店でランキング入りも果たしている。同書は土井さんが40年間考え続けてきた集大成であり入門書。料理をとおして誰もが力を抜いて生きていくために、知っておくべきことが書かれている。土井さんは同書で、「今、料理を考えることは、自然と人間を考えることだと思っています。本書では、料理を通じて、持続可能な家族のしあわせ、この地球で心地よく生きていくための道筋をみなさんとともに考えていきたいと思います」と著している。
土井さんが提唱する「一汁一菜」
「一汁一菜」の提案で知られる土井さんが次に新たに提唱する「料理学」。同書では、一貫して「料理をとおして考える持続可能なしあわせ」について「料理学」という新たな地平に立って考察を進めている。
また、5月7日には、「人新世の資本論」で新書大賞を受賞した斎藤幸平さんとの対談イベント「「持続可能なしあわせ」を手に入れるには」を開催する。斎藤さんは「人新世の資本論」で「資本」と「社会」と「自然」の関係性を分析することで、脱成長の豊かさを提唱。土井さんが考える「料理を通した持続可能なしあわせ」と斎藤さんの考える「資本論を通した脱成長の豊かさ」は一見、関係がないように見えるが2つの分野は「つながる」と土井さんは言う。
対談は、「料理」と「資本論」がどのようにつながり、その先にはどんな未来への展望がみえてくるのかをテーマに行われる。さらに、「自然」「労働」「共同体」「価値観」など、テーマを横断しながら、果てしない経済成長を志向する世界から、持続可能性が循環することを志向する世界へと、心地よく生きていくための暮らしの新しい基本を考える。
<開催概要>
日時:5月7日 19:00〜20:30(予定)
質疑応答:あり
場所:オンライン(Zoom)
定員:200人※先着順
チケット費用:1000円
重要な記事
最新の記事
-
不測事態の食料確保、スマート農業法など3法案 衆院で審議スタート2024年4月25日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年4月25日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年4月25日
-
【注意報】ウメ、モモ、などに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年4月25日
-
【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日
-
電動3輪スクーター「EVデリバリー」JA豊橋に導入 ブレイズ2024年4月25日
-
ほ場作業の約9割を自動化するオートコンバイン「YH6135,A7135,A」発売 ヤンマー2024年4月25日
-
むらぐるみの共同労働【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第288回2024年4月25日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「農村は国の本」~焚書として消された丸本彰造著『食糧戰爭』が復刻された2024年4月25日
-
【JA人事】JA水戸(茨城県)新組合長に園部優氏(4月21日)2024年4月25日
-
【人事異動】フジタ(4月1日付)2024年4月25日
-
米麦水分計PB-Rを新発売 ケツト化学2024年4月25日
-
全国の小学校・児童館に横断旗を寄贈「7才の交通安全プロジェクト」こくみん共済 coop2024年4月25日
-
自然とふれあう農業体験 伊勢崎市で27日に開催 パルシステム群馬2024年4月25日
-
野菜の鮮度保持袋で物流2024年問題解決へ「JAGRI KYUSHU」に出展 ベルグリーンワイズ2024年4月25日
-
粉末化でフードロス解決に挑戦 オンラインセミナー開催 アグリフューチャージャパン2024年4月25日
-
長期保存食「からだを想う野菜スープ」シリーズ新発売 アルファー食品2024年4月25日
-
生産者と寄附者が直接つながる「ポケマルふるさと納税」が特許取得 雨風太陽2024年4月25日
-
焼けた香りや音に満足感「パンの食習慣」アンケート実施 パルシステム2024年4月25日
-
埼玉県産いちごの魅力を伝える「いちごソング」が完成2024年4月25日