CLTを活用した先駆的な建築物の建設等支援事業 3次募集開始2021年9月17日
木構造振興と日本住宅・木材技術センターは9月15日、林野庁補助事業「CLT・LVL等の建築物への利用環境整備事業」の一環として、「CLTを活用した先駆的な建築物の建設等支援事業」の3次募集を開始した。
日本の豊富な森林資源を活かして木材製品の国際競争力を強化するには、これまで木材利用が低かった非住宅や中高層建築物などの分野で木造化・木質化が推進されることで、木材製品の新たな需要が生まれ、コスト競争力の向上につながることが期待されている。同事業は、コストや耐震・居住性能、優れた施工性等の観点から、普及性や先駆性が高いCLT建築物の設計・建築等の実証に関する提案を募る。また、その過程で新たな発想等を引き出し、普及のための課題点やその解決方法を明らかにし、具体的な需要につなげることを目的としている。対象となる事業は、CLTを活用した普及性や先駆性が高い建築物の設計・建築、街づくり等の実証事業。
◎募集概要
事業公募期間:9月15日~10月13日13時必着
<対象となる事業>
CLTを活用した普及性や先駆性が高い建築物の設計・建築、街づくり等の実証事業を対象。また、実証する項目を、協議会によって検討するものとする。ただし、提案する建築物の主要用途が一戸建ての住宅の場合は、公募に参加できない。
<応募資格>
応募者は、建築主等と協議会運営者の連名とする。同事業でいう「協議会」とは、提案する建築物等の建築に向けて、コスト縮減や普及といった課題の解決に取り組むために必要な関係者が集まる場のことを指す。
<提案事業の選定>
外部の有識者からなる「CLTを活用した建築物等実証事業検討委員会」において審査。
<選定された事業への経費負担>
実証事業の実施に当たっては、別に定める助成金交付規程によりその建築費等の事業経費の3/10または1/2を上限に助成。また、実証事業進行における課題解決のために設置する協議会について、運営費の定額を助成する。
<事業の期間>
実施者の実証事業の実施期間は、別に定める助成金交付申請を木構振が承認した日から、2022年2月18日まで。
<問い合せ先と応募書類提出先>
〒136-0075 東京都江東区新砂3-4-2(公財)日本住宅・木材技術センター 研究技術部
電話:03-5653-7662
FAX:03-5653-7582 、メール:gijutsu@howtec.or.jp
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