無印良品から昆虫食の第二弾「コオロギチョコ」新発売 良品計画2021年12月14日
無印良品を展開する株式会社良品計画は12月15日、コオロギを食材に使った昆虫食の第二弾として、プロテインバー「コオロギチョコ」(190円・税込)を全国の「無印良品」限定221店舗と公式ネットストアで発売。コオロギパウダーやミルクチョコレートのほどよい甘味とザクザクした食感が楽しめる。
世界の急激な人口増による将来の食糧不足に備えて「昆虫食」が注目される中、同社は、「今後の食糧確保と環境問題などの課題を考えるきっかけになれば」との思いから昆虫食の商品化を始め、"昆虫食の先進国"といわれるフィンランドを訪問するなど情報を収集。その結果、コオロギに関する知見が豊富な徳島大学発ベンチャーの株式会社グリラスと協力し、コオロギを食材とする取り組みを進め、2020年5月には、無印良品で初の昆虫食として「コオロギせんべい」をネットストアで発売した。
食べごたえのあるプロテインバーの「コオロギチョコ」
新発売の「コオロギチョコ」は、無印良品が取り組む昆虫食の第二弾。コオロギパウダーをはじめ、大豆パフやきなこなどの大豆由来成分を配合し、1本に約15gのたんぱく質を含むプロテインバーに仕上げ、朝の忙しい時や小腹が空いた時など、片手で手軽に、たんぱく質を摂取できる。コオロギパウダーのほか、甘さ控えめのミルクチョコレートとオレンジ果汁パウダーを使い、ミルクチョコのほどよい甘さに、オレンジのさわやかな風味がアクセントとなっている。また、大豆パフをたっぷりと加えており、食べごたえのあるボリューム感と、ザクザクした食感が楽しめる。
昆虫は、主に動物性たんぱくが資源の家畜に比べ、主要な栄養素を体内に多く含むため、栄養素を効率よく摂取できる。また、生育の際に必要な水やエサの量、温室効果ガスの排出量も圧倒的に少なく、環境負荷が軽減されるといわれ、国連食糧農業機関(FAO)も、栄養価が高く環境への負荷も少ないという理由から、家畜の代替として昆虫食を推奨している。コオロギは、昆虫食の中でも、飼育しやすく、効率的に生産できることから食材として国内外で注目されている。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日