「原種豚」お取り寄せ 豚博士が育てる「中ヨークシャー」販売 食文化2021年12月21日
グルメ食品のインターネット販売を展開する株式会社食文化は、 ECサイト「うまいもんドットコム」で静岡県の富士農場サービスが飼育する希少な原種豚を一頭買いし、各部位を数量限定で販売する。

獣医の桑原康氏が経営する富士農場サービスで飼育される希少品種豚と優良血統の繁殖用豚を数か月ごとに紹介する「うまいもんドットコム」の特別企画。1回目の12月は、日本でも数百頭ほどしかいない希少な純系の原種豚「中ヨークシャー」を取り寄せる。
桑原氏は、世界中の優れた豚の原種や血統を飼育し、世界中のブリーダーや生産者に精子や子豚を供給する"豚博士"。日本各地の銘柄豚の多くは、桑原氏から元となる血統を入手しており、桑原氏は、その元になる豚を世界中から調達し、飼育し、その血筋を世界中に供給しているため、一般に入手困難な血統の豚を、少量多品種で提供できる。
今回提供する中ヨークシャーは、6大原種豚(ランドレース・中ヨークシャー・バークシャー・大ヨークシャー・ハンプシャー・デュロック)の中でも、最も筋繊維が細くて柔らかく、脂肪の質に優れた究極の美味豚。昭和40年代以前の日本人の舌に刻まれている豚が「中ヨークシャー」で、かつては、日本の飼養種豚として全体の約80%を占めていた。しかし、海外からランドレースなど「経済効率が良い」大型種が続々と輸入され、さらに、養豚の形態が庭先から多頭飼育になったことから、急速に姿を消し、一時は全国で数頭にまで飼育頭数が激減。技術が発達した現在でも、「成長が遅い」「歩留まりが悪い」などの理由で、中ヨークシャーを扱っている養豚業者はほとんどない。
希少な純系の原種豚「中ヨークシャー」
この「中ヨークシャー」に熟練した技をもつ村松精肉店で肉に磨きをかける。同店は静岡県で1929年より続く精肉店で、百貨店からも加工を依頼にされる熟練した技と目、確かな経験により塊の状態からの歩留まりを予測。職人の技により骨付きでの加工、スライス、ミンチ、骨付きや、チャーシューやベーコンなど加熱加工。脂もミリ単位で調整し、無駄をなくし磨きをかけてから鮮度の良い冷蔵の状態で発送する。
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