食味良く収量も多いソバ新品種「夏吉(なつきち)」2016年10月17日
農研機構は10月12日、東北地方で春播き栽培に適したソバ新品種「夏吉(なつきち)」の育成を公表した。東北で夏でも新ソバが収穫できる。
東北地域のソバ栽培は、これまで7月下旬から8月にかけて播種し、10月以降に収穫する夏播きが主流だった。春播き栽培は他地域より先に新ソバを出荷できることから、東北地域の生産団体で作付の取組みが行われている。しかし、従来の早生品種では成熟期が遅く、収量が低いため春播き栽培に適した育成が求められていた。
「夏吉」は、既存の早生品種「階上早生(はしかみわせ)」よりも成熟期が早く、収量が多い品種。またソバ麺の食味評価も同品種より高い。
今後は秋田県羽後町の春播き栽培(30ha以上)をはじめ東北地域での普及が見込まれている。
種子入手先に関する問い合わせ先は、農研機構東北農業研究センター 企画部 産学連携室 産学連携チーム 電話: 019-643-3443 ファックス: 019-641-7794。
利用許諾契約に関する問い合わせ先は、農研機構本部 連携広報部 知的財産課 種苗チーム 電話: 029-838-7390 ファックス: 029-838-8905。
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