ウンカ対策で県内JAにピラキサルト含有剤を推進 JA全農えひめ2021年4月20日
JA全農えひめは、近年愛媛県内でトビイロウンカの大量飛来により、水稲場面に大きな被害が発生したことを受け、県内JAにウンカ類に効果が高い新規有効成分ピラキサルトを含有する箱処理剤の導入を進めている。
トビイロウンカの成虫
今回推進を行った箱粒剤は、JA全農が農薬メーカーのコルテバ・アグリサイエンス(旧デュポン)と共同開発したウンカ類に対し、優れた効き目を示すピラキサルト(一般名:トリフルメゾピリム)を含んでいる。
新規有効成分ピラキサルトを含有する箱処理剤はこれまで、県内JAや県農林水産研究所で実施した効果確認試験において、ウンカ類に対する高い防除効果と移植後80日以上の残効性が認められた。この結果を受け、県内JAの令和3年度水稲防除指針に新規箱処理剤が採用され、トビイロウンカによる被害を防ぐ対策として推進する。
県内各JAのピラキサルト採用状況は次のとおり。
ピラキルサル採用状況
JA全農えひめ生産資材部肥料農薬課の担当者は「愛媛県では昨年、一昨年と連続してトビイロウンカが大量発生し、同県病害虫防除所が2年連続で病害虫発生予察警報が発令された」と話し、ピラキサルトを含有する箱処理剤の推進に注力するとしている。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日