新型植物工場「未来農園」で小ネギの生産販売開始 買い付け先を募集 アトラス2021年5月21日
アトラス(株)は、最先端テクノロジーを活用した植物工場「未来農園」で生産した完全無農薬の小葱の販売を開始。年間250トンの小葱の買い付け先を募集している。
「未来農園」は、完全閉鎖型・高断熱植物工場で季節にかかわらず周年栽培ができる。栽培期間が苗から14日であるため、収穫期に出荷量が過大となったり、端境期に不足したりすることがなく、生産設備は建物内に完全閉鎖型で設置されるため異常気象や台風の被害で出荷できなくなるリスクもない。また、生産ロットを複数組み合わせ決まったサイクルで生産するため毎日収穫・出荷でき、取れたての鮮度の高い野菜を届けられる。
今回の募集は年間250トンの生鮮ネギ、カットネギで、枠に達し次第、募集を終了する。小葱は気候変動により葉先が枯れて腐る現象が発生し、露地・ハウスでは生産しにくくなっている。同社は、植物工場で初めて小葱を生産する技術を開発。香りがよく食べやすい品種「小春」は生鮮品バイヤーから高く評価されている。また、「未来農園」は完全閉鎖型であるため完全無農薬で栽培できる。
今後は、「未来農園」で栽培する農作物を順次拡大。葉物野菜の栽培検証はすでに実施済で、需要に応じ生産を準備する。また、穀物類、イチゴなどの人気フルーツにも対応し、稲作では、専用の品種で栽培期間を1か月に短縮し、15坪で32反分の年間収穫量に相当する生産性を実現する。
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