インドのココヤシ農家向け ナレッジマネジメントプログラムを提供 ココカラ2021年12月14日
施設園芸向けやしがら培土の製造販売するココカラは、日本貿易振興機構(ジェトロ)による「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金(日印経済産業協力事業)」の事業者として採択された。インドのココヤシ農家に向けて、ナレッジマネジメントプログラムの提供を開始する。

インドのココヤシ農家は、技術不足や資金不足などにより、製品を販売するにあたり、仲介業者に高いマージンを課されている。
こうした現地の経済・社会課題に対し同プログラムでは、20〜30のココヤシ農家を対象に農業ナレッジマネジメントプログラムを活用したココナッツの品質管理等を実証。インドのスタートアップ企業、STORYTELLING LLPと同プログラムを開発し、安価で長持ちする最低限の機能に特化した、スマートフォンOSを開発する株式会社アメグミのインド現地法人がデジタル機器を提供して協業する。また、低所得者層が占めるココヤシ農家の労働の質向上と所得上昇、農作物の高付加価値化へ貢献をめざす。
ココピートの原材料となるココナッツを生産するココヤシ農家は、資金不足もあり、十分な知識や技術の育成が進んでいない。これは2つの点で改善余地があり、1つ目は、原材料調達を行う仲介業者へ少ないマージンでココナッツやハスクを販売し、低所得層から抜け出せないこと。2つ目は、ココヤシ農家が産業全体を見通せず、原材料となる可能性のある部分もCO2排出が問題視される焼却処理を現在行なっているため、地球環境保護の観点からも大きな損失となっている。
インドのココヤシ農家
実証は、インドのポンデシェリー連邦直轄領およびタミルナドゥ州マラッカナム村、カダロール村、パンルチ村、セーラム村で実施。(1)原材料の保管方法など良質なココピートをつくるための技術の習得、(2)良質なココピート原料をココナッツの皮、葉から選定し、焼却処分減、(3)安価に買い叩く仲介業者ではなく、適正マージンを含んだ透明性のある事業取引化の3つを目標に、ココヤシ農家への実環境インタビューと検証結果に基づいたデジタル機器の提供、および教育アプリ開発などが行われる。
今後は、農業生産機械にIoTデバイスを設置し、生産量と品質のデータをアプリケーションに送り、遠隔地からの生産量の進捗や品質コントロールの管理まで拡大が見込まれる。長期的に外部から既存ココヤシ農家のリテラシーを高めることで、これまでの中間業者との不利な取引から脱する。また、ココカラが保有する生産工場との直接取引をめざすことで、労働環境の改善による雇用拡大や、事業者へ良質な原材料を安定供給につながり、インド国内のココピート産業の発展が期待される。
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