7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
農林水産省は6月27日、東京都中央卸売市場に出荷される7月の野菜の生育状況と価格見通しを主産地等から聞き取り、結果を公表した。7月は、はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょの価格が平年を下回る見込み。また、だいこん、にんじん(7月後半)、ほうれんそう、ねぎ、トマト(7月後半)、たまねぎ、ブロッコリーの価格は平年並みと見込まれる。
<主要野菜の生育、出荷および価格見通し>
◎だいこん
青森県産に加え、北海道産の出荷も増加。主産地で4月から5月の降雨により播種の遅れがみられるが、その後の生育は順調のため、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎にんじん
千葉県産主体の出荷から、青森県産・北海道産の出荷へと切り替わる。千葉県産は降雨の影響により歩留まりの低下がみられる。青森県産・北海道産の生育は3月から4月の低温によりやや遅れている。全体として、7月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、7月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎はくさい
長野県産・群馬県産主体の出荷。主産地の生育は順調で、大玉傾向のため、7月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
◎キャベツ
千葉県産・茨城県産主体の出荷から、群馬県産・岩手県産主体の出荷に切り替わる。群馬県産・岩手県産の生育は概ね順調。前段産地の千葉県産の残量が平年より多いため、7月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
◎ほうれんそう
群馬県産の生育は順調。栃木県産・茨城県産は4月以降の気温の乱高下の影響により、生育不良等がみられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。全体として、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎ねぎ
茨城県産・千葉県産主体の出荷。主産地の生育は概ね順調で、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎レタス
長野県産・群馬県産主体の出荷。主産地で、5月以降の温暖な気候と適度な降雨により生育は順調であり、高冷地からも順調な出荷を予定している。低地では高温の影響による歩留まりの低下等が若干みられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。全体として、大玉傾向になっていることから、7月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
◎きゅうり
埼玉県産・群馬県産主体の出荷から、福島県産・岩手県産・秋田県産主体の出荷に切り替わる。主産地で、低温、曇天、気温の乱高下の影響により、生育遅延、生育不良等がみられ、7月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎なす
主産県で5月以降の気温の乱高下、曇天の影響による生育遅延等がみられる。群馬県産は回復傾向にあるものの、全体として、7月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎トマト
栃木県産・熊本県産・愛知県産主体の出荷から、北海道産・青森県産・岩手県産主体の出荷に切り替わる。主産地で、3月以降の低温、曇天の影響により、生育遅延、生育不良等がみられているものの、北海道産は気温の上昇とともに生育が回復傾向。全体として、7月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、7月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎ピーマン
茨城県産に加え、岩手県産の出荷が増加する。茨城県産は5月の曇天の影響により生育不良等がみられ、切り上がりが早くなる見込み。岩手県産は3月以降の曇天、気温の乱高下の影響により、生育遅延、生育不良等がみられる。全体として、7月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
◎ばれいしょ
茨城県産・静岡県産に加え、北海道産・千葉県産の出荷が増加する。主産地の生育は概ね順調。前段産地の長崎県産の残量が平年より多いことから、全体として、7月の出荷数量は平年を上回って推移し、価格は平年を下回って推移する見込み。
◎さといも
鹿児島県産に加え、宮崎県産の出荷が増加。鹿児島県産は11月の定植時の豪雨と冬季の低温の影響により、歩留まりの低下がみられる。宮崎県産は3月の定植後に夜温が低かったことから、生育が遅れている。全体として、7月の出荷数量は平年を下回って推移し、価格は平年を上回って推移する見込み。
◎たまねぎ
兵庫県産・佐賀県産に加え、北海道産の出荷が増加する。主産地の生育は概ね順調で、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
◎ブロッコリー
北海道産・長野県産主体の出荷。主産地の生育は概ね順調であり、7月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
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